黄砂と春かすみの空で南中後のシリウス伴星を撮影しました。
3月16日かすんだ晴れ。昨年3/19にシリウス南中後の伴星を撮影していましたので、1年後の伴星の移動確認用にシリウス伴星を撮影することにしました。(3/19は天気予報で晴れではないようです)
当日(3/16)は3/19の3日前ですから、昨年の撮影時刻よりも12分(3×4分)遅い時刻に撮影すれば、シリウスを昨年3/19と同じ天球上の位置で撮影したことになります。
これを踏まえて20cmドブソニアン望遠鏡の撮影準備しました。
まず×200倍の眼視観察でシリウス伴星が観察できるか確認しました。シリウスがにじんだ感じで観えます。伴星も時々にじんだ感じで観えます。シーイングは良くないです。空のかすみが影響しています。
次にASI290MC動画カメラを取付けてパソコンモニターでシリウス伴星が観察できるか確認することにしました。
伴星が見えません。アイピースの眼視観察では確認できましたが、パソコンモニターでは伴星が確認できませんでした。
目的の撮影時刻頃、とりあえずシリウス伴星が写っていると信じて繰り返し撮像しました。
ペンダントの「追尾停止」機能で「追尾停止」して構図の東西方向を確認して南北を合わせようと試みました。しかし、追尾停止せずにモータ駆動しているようでした。失敗しました。次回もう一度、確認しようと思います。
夜中、ソフト現像処理しました。
NHKラジオで「ラジオ深夜便」を聴きながら作業していましたところ、23時半過ぎに緊急地震速報が流れました。
どこで地震かな、と思っていましたら、福島・宮城で震度6強の地震でした。我が家の2階は23時38分頃に震度2ぐらいの揺れを感じました。
2011年3/11の東日本大地震を思い出しました。忘れた頃にやってきました。大災害にならなければ、と祈るばかりです。
撮影した写真を添付します。
シリウス伴星がにじんだ感じに写りました。主星の輝きも鈍いです。
1年後の移動確認に使おうと思いましたが、もっと点像の伴星を再度撮影して移動確認しようと思います。今季チャンスがあれば、再挑戦する予定です。
シリウス主星とにじんだ伴星
2022年3月16日21時10分~12分
露出40.4ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング角度補正有
自宅 気温14℃ ※キャプチャエリア544×548