第1回口頭弁論を終えての感想を言うと・・・
①当時芸能界に入りたてのA子B子としてはスピードワゴン小沢の誘いを断れば有利に物事が進まないと思った。
言い換えればスピードワゴン小沢の言うコトを聞けば自分にとって芸能活動が有利に働くと思い込んだ。
②ダウンタウン松本との性的関係は同意の下ではなかった。
③事後にスピードワゴン小沢に送ったお礼のラインは真意ではなかった。
先ず①について
A子B子は入ったばかりの芸能界で自分の立場が有利に働く様にスピードワゴン小沢を利用した。
②について
ダウンタウン松本の性的関係について同意は無かったが拒否はしていない。つまりA子B子は入ったばかりの芸能界で自分の立場が有利に働く様にダウンタウン松本も利用するつもりでいた。
また、成人女性としてダウンタウン松本との性的関係に興味がなかったとは言えない。
③について
ラインの内容が全てであって、後からあれは真意ではなかったと言われても世の中は通用しない。
結論としてダウンタウン松本とA子B子を含む複数女性の間に性的関係が有ったコトは事実だが、A子B子が『週刊文春』に訴えた動機はスピードワゴン小沢の言うコトを聞いても、ダウンタウン松本と性的関係を持っても仕事のオファーが来るワケでもなく芸能活動に於いて自分が思い描いた様に有利に働かなかったコトに対する不満によるモノだったというコト。
ここで問題点を上げればスピードワゴン小沢、ダウンタウン松本の両氏またはどちらかが番組に出演出来るように段取りするコトを約束したのかしていないのかで違ってくるが、長年芸能界の第一線で活躍している二人が番組出演の段取りをつけて上げるなど無責任な約束を安易にするハズがない。
従って判決は『週刊文春』並びにA子B子に対してダウンタウン松本に満額の5億5千万円の損害賠償の支払いを命じるコトは明らかである。