LAモーターショー

2006-12-02 | 
いよいよ「ロサンゼルスオートショー2007」が始まった。

(2006年12月1日(金)~10日(日)まで)


速報もボチボチ入ってきているが、今回は

結構ワクワクさせてくれる車が多い。


まずは、ヒュンダイの「ヘリオン」。

カリフォルニア州のデザインセンターで作り上げ

られ、デザインテーマは「人の心に訴えかける」、

「車に対する感情的なつながりを持てる」新デザイン

なのだとか。


その柱は

1. 一目見て他の車とは違う、とユーザーに感じさせる
  ことができる。

2. 技術革新をデザイン上でアピールしている。
  優れた技術が内蔵されていることが一目で分かる。 

3. 実用的なニーズに応えることができる。
  車の使用に対して価値を提供できる。

以上の3つで、斬新なだけではなく、ユーザーを魅惑し、

乗ってみたいと感じさせ、数多くの中から選ばれる

実用性を秘めたデザインだという。


今まで外国のメーカーをマネした車ばかりで、まだまだ

今一歩のメーカーだと思っていたヒュンダイだが、この

「ヘリオン」をみると、その評価も少し変わった。


とても独走的なプレスラインの未来的デザインで

他メーカーを連想させないオリジナリティーがある。


先日、ホンダの車のそっくりさんを作って話題になった

中国のメーカーとはひと味違うw。



デザイン以外のメカ的な部分の詳細はわからないものの

前述の3つの柱が上手く伝わって来るような気がする。

かなり気合いの入った車だと感じるし、ヒュンダイという

メーカーが着実に成長しているのが十分感じられる。




続いてフォルクスワーゲンの「ティグアン」。

量産型の1号車は来年の末までにデリバリーされる予定

の市販前提コンパクト4×4。



全長4.4m、全幅1.85m、全高1.6mという数字は

現行エスクードとほぼ同じ。


「トゥアレグ」やポルシェの「カイエン」よりも一回り

小さくて、アウディとメルセデスベンツが協同開発した

新型ディーゼルエンジン「ブルーテック」が積まれる。



安定感のあるどっしりとしたスタイリング、大径のタイヤ

と相まって、コレ、とっても好みのデザインの車。

車体がオレンジならタイヤの溝もオレンジで、

うまくコーディネートされているw。



寸法的にも許せるギリギリのサイズで、フォルクスワーゲン

の車で初めて欲しいと思った。

でも、きっと高いんだろうねw。



それから、フォードのマスタングコンセプト。

すでに古き良き時代の雰囲気を残す現行マスタングだが

コレはイタリアのカロッツェリア“ジウジアーロ”がカスタマイズ

を手掛けたデザインスタディ。

アメリカを代表するスペシャルティカーにイタリアンデザイン

を融合させた異例のコラボモデルということらしい。


現行マスタングも悪くはないけれど、どうもノスタルジーに

浸り過ぎ、の感もぬぐえなかった。

が、イタリアンが手がけるとこんな風により一層あか抜けて

良い感じになるとはw。

さすが・・・。

少しデカすぎるけれど、コレも好きなタイプ。




最後は、事前にイラストのみ発表されていたマツダ「流」。


ネーミングが示すように動きやエネルギー、軽やかさを

感じさせる「Flow(フロー、流れ)」を造形やラインに表現

したとしている。


マツダでは、光と影の効果を吟味してデザインした

プロポーションや表面処理を、今後発表するモデルに

おいて継続して進化させる方針だという。


とりあえず、ミニバンではなくて一安心w。

未来カー的過ぎてなんともコメントしづらいが、後ろ姿が

あの2005年第39回東京モーターショーに出展された

「先駆」にちょっと似ているかな。


よく見るとボディーの随所に風の流れを表現したような

ラインが見受けられる。


ただ、どうみてもSF映画に出てきそうなくらい先進的

スタイルだから、このまま市販されるようなものでは

ないけれど、この車を見る限り今後出てくる新型車は

おおいに期待できそうw。


是非、躍動感溢れる、そしてエモーショナルな車を

出して欲しいもの。


でも、この「流」エンジンはロータリーじゃないのかなぁ。





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4 コメント

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Unknown (yass)
2006-12-03 04:51:36
↑のフォードの画像を見て、一瞬フロントが三菱のレグナムに見えた人が
1000人中13人くらいはいるに違いないwww

VWとそのフォードはかなり実用的というか、市販車両に近そうなデザインか、と。
しかし、マツダの「流」はこれまた大胆ですね・・・(汗
ってか、このモデルは以前既にネット上で見たんですけどね。
少々流れすぎやないか!とか思いつつ(笑)。
このコンセプトを基にして、実際にどれくらいデフォルメされるのか楽しみッスね。

それと、ヒュンダイ・・・って、韓国車でしたっけ?
アメリカでは結構見かけるけど、日本では見かけた記憶がないんですが、
これも随分洗練されちゃってますね・・・(^-^;)。
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Unknown (shibatex)
2006-12-03 10:25:04
yassさん こんにちは

見える見える、レグナムにw。
っていうか、三菱はギャランGTOの頃から
この系統の顔でしたね。
まあ、多分あの頃こそ日本車はアメ車をコピーして
ましたからw。
このVWはこのまま来年登場のはずです。
新生ディーゼルでちょっと欲しい・・・かも。

ほんと、ヒュンダイは見ませんね。
保守的な日本で韓国車はなかなか受け入れられにくいんでしょう。

マツダファンとしてはちょっと期待してるんですが、
親のフォードが調子悪くて、心配だったりしますw。
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Unknown (yass)
2006-12-04 06:30:17
13人中の1人でしたかwww

そうそう、欧州で今見直されてる次世代ディーゼルエンジンって、
すごい気になってるんですよね。何故今になってまたディーゼル?って。
燃費もよくて、排気ガスの二酸化炭素排出量が少ないなら、
相当画期的ですよね。
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Unknown (shibatex)
2006-12-04 20:56:26
yassさん こんばんは

ベンツとアウディが共同開発っていうくらいなので
ちょっと期待してしまいますよ。
日本にも次世代ディーゼルブームが、きっと近い将来
くるでしょうね。
返信する

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