電気用品安全法「後退」

2006-03-15 | コラム
抜粋


電気用品安全法に基づく安全マーク(PSEマーク)がない

家電製品が4月から販売できなくなる新制度について、

経済産業省は14日、ビンテージ品と呼ばれる希少価値の

高い楽器、音響機器などについては簡単な手続きで検査なし

に売買できるようにすることを決めた。


また、6月までに全国500カ所に上る検査の拠点を設け、

中小リサイクル業者を対象に安全確認検査を受けられる

体制も整備する。


そして、PSEマークを取得するために必要な届け出書類を

大幅に簡素化する。



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今回の電気用品安全法は、新制度としてあまりに不備が多い

印象を受ける。

世論が反発するのも無理はない。


十分な吟味や検討、更に告知不足で、お役所がちょっとばかり

暴走した感じ。


しかし、幸いなことに強力な世論に押されて“後退”を余儀

なくされた結果となった。


不満が爆発して、あちこちで行われた抗議や署名運動などが

功を奏したわけだ。



おとなしくて、割と「お上」に従順だと言われる日本人だが、

今回は以外とそうでもないことに気づかされたw。


もっとも他の血の気の多い国だったら、おそらくデモや

ストライキや暴動が起きたにちがいないw。





文化財的なビンテージ品などで生計を立てている業者や

マニアを蔑ろにし、更に省資源や省エネルギーといった

国の施策に逆行して産業廃棄物の増加につながるような

矛盾の多い法律が横行してはいけない。




しかし、この法律がまかり通るならば、そのうち自動車なんかも

古いノスタルジックカーは排ガスも汚いし、走れば故障して危険

だからオブジェにする以外は全部廃車にしなさい、なんてことも

十分あり得るわけだw。



更にそれがエスカレートすれば・・・・・。


いかんいかん。


やはり、法律が全て正しい訳ではないので、今回のように

世論が是正していくのは今後も必要な事。




これを機会にどんどん悪いものは悪いと主張して、

改善していって欲しいもの。




とりあえず少しホッした。
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