ICタグの未来

2006-03-16 | ガジェット
先日、工業新聞を見ていたら「ICタグ」についての

記事が出ていた。


「ICタグ」(電子荷札)はそれぞれがユニークID(個別識別番号)

を持ち、非接触で複数の商品を自動認出来る。


いわゆる次世代バーコード。



海外では米ウォルマートや独メトロなどなど大手小売り企業で

「ICタグ」の本格導入が始まっているという。



国内でも昨年4月に電波法が改正され、通信距離の長い

UHF帯(952MHz~954MHz)の使用が許可されたことで、

今年あたりから本格導入する企業が増えそうだという。



しかし、当面の課題はその価格で、あらゆる商品に貼り付けて

現在のバーコードのように利用するには1個5円程度に抑え

なければ導入は難しいらしい。


まあ、スーパーなどは以前レジがバーコードに変わっただけでも

かなり精算効率が良くなったと思うが、「ICタグ」になればゲートを

通過するだけで瞬時に精算出来るから、更にコストダウンになる。


後はお客が、もたもたお金を払うかどうかがスピードアップ、

コストダウンの鍵になるのだろうかw。



また、「ICタグ」は物流管理や工場内での工程管理にも最適

だが、まだまだ他の分野でも有望視されている。




凸版印刷では大学などと連携して「ICタグ」を養殖アワビに

取り付けて「育種管理」、大日本印刷では食品分野でキューピーと

連携して液卵の「工場間チルド輸送管理」、モスバーガーとは

ハンバーガー用牛肉の「トレーサビリティーシステム」を構築。


阪急百貨店とは商品に貼り付けた「ICタグ」と液晶ディスプレー

を連動させて顧客が手にした商品情報をディスプレー上に表示

する取り組みをおこなっているという。



というわけで「ICタグ」の未来はかなり明るいのである。




ただ、やっぱりこれを悪用する人間がまた出てくるんだろうなぁ。

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