イヤならやめろ!

2005-03-08 | 
堀場製作所会長 堀場雅夫 著 

創業約50年の産業用分析計メーカー堀場製作所の
創業者である堀場雅夫氏。
元祖学生ベンチャーが語る。
「創業からの50年間、人生とは思うようにいかない
のが当たり前だということを思い知らされたがそれでも
挑戦する精神を失わなかった。」

その挑戦の原動力となったのは「生き甲斐」としての
仕事であり、「働きがい」だったという。
その起業をとおして会社経営における様々なエピソード
や仕事論、人生論などが痛快に語られており職場人ならず
とも最後まで読み手を引きつけてくれる。

「イヤならやめろ!」というタイトルは精一杯がんばっても
仕事がおもしろくない時は、その会社と決別するときだという
意味だが、その裏にはそうならないよう社員も会社も努力すべき
だというメッセージがある。

堀場製作所の社是は「おもしろおかしく」。
会社に働く人々にとって生き甲斐や働きがいのある楽しい
職場を作るべく最大の努力をするという気持ちからできた社是。

最初からそこら辺におもしろおかしいことがころがっているわけ
ではないのでみんなで寄ってたかっておもしろおかしい職場に
していこうというのが堀場氏の人生哲学であり同時に経営哲学
なのだ。

会社が元気になる仕事の極意が詰まっている。
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