台湾 4

2010-04-17 | 
翌朝は、列車に乗って台湾の北の方へ向かう。


行き先は台北県瑞芳鎮金瓜石の「黄金博物園」。


宿泊していたホテルが台北駅の目の前だから、早朝台北駅

から列車に乗ろうと改札口へ行った。


ところがどこにも路線図がないし、どの列車に乗ればよい

のかさっぱりわからない。


コレは困った。


でも大丈夫、こちらには同行の中国人社員がいるのだw。


駅員に聞いてもらい、何とか列車に乗り込む。


日本語が通じるところが多いとは言え、台湾の誰もが

日本語を話せるわけではない。


やっぱり日本人だけで電車やバスを乗り継ぎ、どこかへ行く

のはさすがに大変かもしれない。




ガッタンゴットンと列車に揺られて何とかかんとか「瑞芳」駅

に到着、ここからはタクシーを使い「金瓜石」まで行ったが

この時の運転手もまた日本語が出来ない。



やっと「黄金博物園」に到着。


ここはもともとは金と銅の産地だったが鉱脈が掘りつくされ

たため、文化的史跡とレジャー施設に変えてしまった所。



日本人観光客が多いのか、パンフレットは日本語の物も

用意されていてた。











コンセプトとしては昔の坑道に入ってみたり採掘の機械が

置いてあったりと、あの「夕張石炭の歴史村」に多少似て

いるし、日本統治時代の宿泊施設(日本式木造建築)等

もあってなんだか外国へ来た感じがしないw。





ただ、海を望むことができて夕張とは少し風景が違うけど。





ここで食べた冷たい豆腐スィーツ?は豆腐を甘いシロップで

食べるのだが、美味しいのかどうかは賛否両論だったw。



ココを離れ次に行ったのが「九分」。


丘陵地で山を背にし海に面した土地柄で、ここにもまた

夜市のような長~い曲がりくねった商店通りがあり、たくさんの

人で賑わっていた。


思っていた以上に距離があるし、人混みをかき分けて歩き

疲れたこともあり、ちょっと茶屋に立ち寄る。



さすがにお茶文化の国、お茶を飲むにもいろいろ手順が

あって、日本語の話せるスタッフがいろいろと説明してくれた。



美しい海の見える眺望の素晴らしいテラスでおつまみを

食べながらゆっくりとした時間を過ごす。



その後はタクシーの運転手に適当にレストランに連れて

行ってもらい昼食。






とまあ、こんな感じの台湾珍道中だったが走ってる車は

ほとんど日本車だし、町並みも日本ぽくて沖縄より

異国情緒を感じなかった。


ただ、スクーター王国でとってもスリリング。


スクーターの走っている数も半端ではないが、とにかく交通

ルールがあるのかないのか車の間を縫って、縦横無尽に

走り回っているから注意が必要。



譲り合いの精神というより、速い者勝ちって感じ。


どのスクーターも暴走族みたいなものだから、暴走族という

概念すらないのではw。




しかも日本ならお年寄りや女性はスクーターなんて危ない

からと乗ることを避けるだろうけど、ここでは老若男女関係無く

皆そんな感じの運転で驚いた。



だからちょくちょく接触事故も発生するし、この短い旅行中

でさえ2,3回見かけた。


ところが多少の接触や転倒して怪我が無ければお互いに

その場を立ち去ってしまう。


日本のようにちょっとしたことでも、すぐに警察を呼ぶなんて

ことはしないらしい。


この辺がお国柄なのだろう。



そういう部分も含めてちょっとヤンチャなところもあるけど、

とても活気溢れる国だなと実感して帰ってきた。


日本の高度成長時代もきっとこんなふうに活気があったん

じゃないだろうか。



それから台湾では「エコ」だとか「省エネ」なんて全く心

がけてる感じがしなかった。


車も軽自動車やコンパクトカーはほとんど走ってないし、

タクシーにしてもいろいろな種類のタイプがあり、LPG車

ではないようなトヨタのウィッシュもたくさん走っていた。




こうして振り返って見ると、井の中の蛙にならないためにも

時々外国へ行って日本を冷静に見ることはとても大事な

ことだと思う。



いくらネットが発達して世界の情報がすぐに分かるとはいえ、

実際にそこへ行き、様々なことを5感で感じなければ分

からないことがたくさんあるのだ。


スクーターに轢かれそうになったり、町を歩き電車やバスに

乗って初めて感じることや特に臭いは行ってみなければ

わからない。


台湾にも独特の臭いがあるが、臭いで何か文化を感じる

部分もあったりする。


それは食べ物であったり、人々や草木の臭いだったり。


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