フライホイール KERS

2013-05-01 | 
スウェーデンのボルボカーズが、「フライホイールKERS」

システムの公道テストを行い、燃費を最大25%向上

させる技術の実用化にメドをつけたと発表した。


「KERS」は、キネティック・エナジー・リカバリー・システムの

略でもともとは、F1マシン用に開発された技術。


F1マシンでは減速時には、モーターがジェネレーターを回し、

発生した電力をバッテリーに蓄える回生ブレーキを採用。



この蓄えられた電力が加速をアシストするというハイブリッド

ともいえるシステムだが、ボルボのボルボカーズが開発した

フライホイールKERSは、ちょっと違う。



減速時にブレーキングのエネルギーでフライホイールを毎分

最大6万回転という速さで回し、運動エネルギーを貯める。


そして車両が再発進する際、その高速回転するフライホイール

のパワーが専用のトランスミッションを介して後輪へと伝達され

るというシステム。


電気エネルギーに変換するのではなく、運動エネルギーを

そのまま動力として利用するところが新しい。


以前から車に大きなゼンマイでも付けておいて、減速する際に

そのエネルギーを貯めて使えないかな、なんて漠然と考えて

いたけど、それが現実のものになった。


それにしてもコレで燃費を最大25%向上させられるというから

いかに車の発進、停止というのがエネルギー無駄であるか

が分かる。


システム図を見てみるとかなりコストがかかりそうだけど、量産

効果で何とか普及してほしいもの。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10秒01 | トップ | 人が集まる9ヶ条 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事