レクサスGS450hハイブリッド

2006-03-30 | 
レクサスから新たに3.5リットルエンジンにACモータを組み合わせた

「GS450hハイブリッド」が登場した。


電気モーターがここぞというところでアシストするシステム。


エンジン出力は296馬力、モータの方は200馬力で、合計すると

なんと496馬力!


これはスゴイ・・・と思ったら、トルク特性が違うので最大出力は

単純加算にはならず、システムとしての最高出力は、345ps

だというw。


それでも3.5リッターながら4.5リッター車並の動力性能を

持つというなかなかのスペック。


0-100km/h加速で6秒かからないというダッシュ力と、

1リッターで14.2km走る「平成22年度燃費基準+20%」以上の

燃費、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)を低減し

「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定を取得したという

エコ性能を両立させたセダンができあがった。




しかしながら、200馬力(147KW)なんていう強力なモーターが

フルパワーを発揮するにはバッテリー電圧が288Vだから510A近い

電流が流れることになる。
 


510Aもの電流ということは、バッテリーが「ハリアーハイブリッド」

などと同じニッケルメタル電池(6.5Ah、3時間率容量)だとしたら

約1分弱で放電してしまう計算。


モーターをフルパワーで回せる時間はかなり短くなるに違いない。


エンジンとバッテリー共に負荷のかかる峠の登りが続く様な

場合はどうなのか気になるところだが、どの試乗レポートを

みてもイイコトばかりが書かれている。



せいぜい高速道路での追い越し時にアクセルベタ踏みする

くらいで、この手の車で全開走行が続くというシチュエーション

は、ほとんどないからこれで十分ということなのだろうか。



GS450hは800万円近い高価格車だから、このクラスを購入して燃費で

元を取ろう何て考える人はいないだろうが、この後に4.6リッター

380馬力でデビューするLS460と価格が近ければ、どうしても

LSの方を選びそうな気がする。





エンジン効率の悪い低回転域ではモーター駆動、制動時には

回生ブレーキによってエネルギーを回収するハイブリッドカー。


車重が250kgくらいアップするにも関わらず速くなって

燃費が良くなるのだから大したもの。



ただ、カービューのユーザーレポートでプリウスの実燃費を

調べてみると、個体差なのか乗り方しだいなのかよくわからないが、

13~22km位まで開きがあって驚く。


この感じからすればGS450hはプリウスの5~6割程度の

燃費に落ち着きそう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大葉 | トップ | 北海道遺産 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事