パワスロ

2018-04-02 | 
4年前だったろうか、うちのCX3はモーターショーで発表されて一目惚れし、

試乗もせず、すぐに予約して購入した本当に初期型であるが、初めて乗った

印象は静かだと言われていたエンジン音が意外に大きくてガッカリし、更に

発進時のアクセルレスポンスがとても悪くそれまでマニュアル車ばかり乗って

きたこともあってワンテンポどころかツーテンポ遅れる感じでとても危険を

感じていた。


恐らくアクセルとブレーキの踏み間違いに対する予防策なのかもしれないが、

このアクセルレスポンスの悪さは交差点で右折するときに、サッと曲がれず、

対向車が近づいてきてヒヤッとすることが何度もあった。


これじゃダメだということで、すぐにピボットのスロコンを取り付け、更に

高回転のトルクの落ち込みを改善してるというナイトスポーツのロムに

書き換えてもらった。


ピボットのスロコンに関してはまだ少しタイムラグはあるものの、かなり

アクセルレスポンスが改善され、乗りやすくなったが、スポーツロムに

関しては期待が大きかった分、ほとんど違いを感じず肩透かしを食らった感じ。


更にその後、例のエンジン内部に煤が溜まるリコールによりメーカーによる

ロムの書き換えが二度もあり、せっかく書き換えたナイトスポーツのロムも

書き換えられてしまう始末。



この2月に実施されたリコールによってまたロムが書き換えられたわけだが、

意外にもエンジンのフィーリングがすこぶる良くなった。


それまでただだらだらと回ってる感じだった30000回転以上の高回転域も、

とてもスムーズに回るようになって、やればできるじゃんという感じ、

ナイトスポーツのロムよりよほどいい。


というわけで、二度あることは三度あるかもしれないエンジンのリコール

だから、もうナイトスポーツのロムには見切りをつけて、思い切ってブリッツ

のパワスロを導入した。


これはスロコンでありながらブーストアップしてパワーも20馬力ほど上がるという

一粒で二度美味しいスロコンである。


ただ、購入前にどんなものかネットで調べてみたが思いのほか装着している人が

少なく、情報があまり集められず仕方なく人柱になったつもりで購入してみた。


取付は車内に関してはアクセルペダルに刺さっているカプラに割り込ませるだけだし、

エンジンルーム内に関してもエンジンカバーを外して圧力センサーに割り込ませる

だけだからどうってことはない。


一番厄介なのが、エンジンルームから車内に配線を引き込む作業。

とにかくCX3は簡単に引き込める穴がなく、右フェンダーの後ろからタイヤハウスの

カバーを外して引き込むしかなかった。


しかも今回、泥除けを外そうと無理に引っ張ったら泥除けの後ろのカバーの爪が

割れてしまい、結局部品交換で3000円無駄に出費してしまった。


そんなこんなで取付が終わり、一週間程度乗ってみた。

エコ、スポーツ、スマートと3つのモードがあり、初期設定のままだとブーストが

上がるのはスマートモードのみ。


スマートモードとは走行状況に応じてパワスロの中でいろいろ制御を変えてくれる

いわゆるお任せモードである。



とりあえずブーストアップがどの程度のものか試すべく、スマートモードで走って

みたが、確かに要所要所でパワーが上がったなという実感はあるものの、どうも

アクセル操作に対してリニアでない部分が多く違和感を感じてしまう。


車のATの制御の問題もありそうだが、アクセルを踏み込んでも全然加速しない

シチュエーションが、たびたびあってスマートモードは扱いずらい印象。



このパワスロ、いろいろ自分の好みに合わせてセッティング出来るから、そんな時は

自分でセッティングする方がいい。


もちろんスポーツモードにおいてで、今回はアクセル開度20~100%の間でブーストアップ

するように設定してみたが、これで大分いい感じになってくれた。

ちなみに過給圧は変えられない。


出足は、若干まだタイムラグはあるもののパワーアップの恩恵を十分に受けることが

出来る。


ブーストにして0.1くらいのアップだが、高速道路での追い越しもかなり楽になった。

ただ、いいことばかりではなくDPF再生の間隔は一割くらい短くなるし当然燃費も若干

悪くなるわけだがエコモードもあるから燃費運転も出来るし、選ぶのはあなた次第という

事になる。

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