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┣☆╋╋╋ 元読売巨人軍 佐伯トレーニングコーチの鍼灸マッサージ治療院
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┣╋╋ 野球肩・野球ひじ・腰痛の治療スペシャリスト
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アメリカMLB、日本プロ野球、韓国、ドミニカ、キューバ各国におけるトレーニング指導歴を踏まえて
学童からプロ野球まで、スポーツ障害に対する幅広い年齢層の治療をしています。
因みに当院のデータですが、最も多いのが草野球関係者で順に中学・高校、そして学童になります。
(当然、年齢や競技人口と比例しますね)
今回はジュニア期についてです。
まずこの時期のお子様を持つ親御さんの心配事が 1 学業 2 故障・ケガ だと思います。
学業に関しては学習塾等でクリアできると思いますが、問題は故障・ケガ・・
ここで言うケガとは、走塁時の交錯、フェンス激突、デッドボールなど突発的で防ぎようがないもの。
故障とは、肩ひじの障害や肉離れなど、何かしら事前に対策方法があるものを指します。
まず理解していただきたいのが、野球だけでなく、スポーツにはそれがつきものということ。
ただし強化や予防方法がチーム全体に浸透すれば、その発生確率は低くなることでしょう。
トレーニングの目的は 1 故障やケガに強いカラダ作り 2 競技能力の向上 です。
ホームランを打ちたい、速いボールを投げたい、など漠然とした理想はあると思いますが
まずは正しいトレーニング理論を 1 理解する 2 実行する 3 継続する 4 結果を出す
その延長上に、人より飛ばす、人より速いボールを投げる、人より速く走るという技術に
結びつけることができるようになります。
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当院の患者さんには全国の強豪シニアやボーイズの選手及び出身者が数多くいますが
伺う限り懸念されるのが、「成長期を無視したトレーニング」をしているチームもあるということ。
たとえ中学で日本一になったとしても、肩ひじの故障や腰椎分離症等になってしまい、肝心の高校で満足に
野球ができなくなるケースも出てきます。
この時期は自分の体重さえ満足に扱えない選手が多いので、必要以上の負荷をかける必要は全くありません。
特に中学生のカラダは成長期を迎えるにあたり、日々微妙な変化があります。
「カラダの成長 = 骨と筋肉が同時にバランス良く成長していく」のではなく、まず骨が伸びて、
そのあとを追いかけるように筋肉や腱、靭帯などの結合組織がついていくようなイメージです。
従って関節自体が不安定な状態で過酷なトレーニングをしてしまうと、腱、靭帯、また骨の先端を
カバーする成長軟骨(大人の軟骨とは強度が違います)に傷がつき、障害を起こしてしまいます。
ジュニア期の故障は成人期における再発率が80%以上とのデータもありますので
各チーム、高校2~3年生でピークを作れるように指導していただければと考えています。
トレーニングメニューに関しては、治療に来られる当院の患者さんには懇切丁寧に教えていますので
それらを生かして太く長い野球人生にして欲しいですね。