エルフ霊樹防衛隊
「プラリーネ様、大変です! トレントたちがなにやら騒い
でいます! ランスロット様を出せと!」
トレントたちを抑えられず、霊樹の園の若き守り手たちが
花園の歌姫に泣きつく。
「あらあら、ランスロット様がどうかしたんですかー。ま
さかエルフの女の子に飽きて、トレントにも手を?」
百年樹のトレント
「あら、帰ってきましたねー」
あれでも走っているんだろう。巨大なトレントが、ゆっく
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狂戦士の剣
分類上は剣になるのだろうか。その両方の刃からは、蜃気
楼のような不気味なゆらぎが立ちのぼっている。
オルクス猟兵隊
オルクス直属の兵士たちの顔つきは、ほかのオークたちと
は明らかに違っていた。その上、連中が身につけていた甲
冑や剣は、あのときオルクスが身につけていた……
「狂戦士の武具ですな。やっかいですぞ、これは」
「どうすればいい?」
「逃げますぞ。さすれば呪いの時間が味方にな . . . 本文を読む
ナーガ
「その昔、龍にあこがれる一人のリザードマンが、変化を
得意とする一匹の蛇神に巡り会った」
ポイズン・トード
「はい、ポリモルフ! ごはんですよ!」
リザードマン甲冑兵
甲冑を着込んだまま沼の中を移動するとか、さすがはリザー
ドマンだと思う。
「あいつはナーガ族ではなさそうですな」
「ってことは、碧鱗族かな?」
「うーむ。鱗の色からしてその可能性が高そうですな。し
かしそうなると… . . . 本文を読む