純米大吟醸の日本酒で美味しい銘柄と言えば真っ先に名前が挙がる「獺祭」。日本酒離れが進むとも揶揄される厳しい業界状況のなかで、現在では年間138億円を売り上げる一大ブランドに成長しています。「獺祭」を一代で立ち上げたのが旭酒造株式会社の三代目の桜井博志会長。旭酒造の事業承継と「獺祭」が生まれるまでの物語を聞きました。
一度、クビになっているのですから、父への反発心の方が大きかった。 「俺にだって日本酒は造れるんだ。やって見せてやろう」という思いでした。社長に就任した1984年は売上前年対比85%が続いていた状態です。この状態が10年も続けば売上は3分の1になってしまいます。 とにかく、売れるために思いつくことはなんでもやりました。
獺祭が売上100億円規模になってきた今でこそ「納得を得るプロセス」は大事だと思います。ですが、少なくとも当時は やってみて、失敗したら修正しての繰り返しです。杜氏の経験と勘と言われていた仕事を分割して、米洗中の米や麹の水分含有量、もろみの日本酒度やアルコール度数など、すべて測って分析し管理して造るようにしていきました。
新しい市場に踏み込んだ商品を造っていると企画の外れる商品も出てきます。売上1億円程度の規模の会社で数十万円の資材ロスは大きいもの。でも、もう父もいませんでしたし批判する人がいなかったからできたことですね。
お客様の本質的な幸せを考えて造ることが大事だと思います。飲んで幸せを感じてもらえる酒を造りたい。 酒蔵の社長が「自分は美味しいと思わないけど」「売れそうだから」と思って造ったお酒を飲まされるようでは、お客様が可哀想ですよ。 自分が美味しいと思える酒造りをしなければと思っています。
一度、クビになっているのですから、父への反発心の方が大きかった。 「俺にだって日本酒は造れるんだ。やって見せてやろう」という思いでした。社長に就任した1984年は売上前年対比85%が続いていた状態です。この状態が10年も続けば売上は3分の1になってしまいます。 とにかく、売れるために思いつくことはなんでもやりました。
獺祭が売上100億円規模になってきた今でこそ「納得を得るプロセス」は大事だと思います。ですが、少なくとも当時は やってみて、失敗したら修正しての繰り返しです。杜氏の経験と勘と言われていた仕事を分割して、米洗中の米や麹の水分含有量、もろみの日本酒度やアルコール度数など、すべて測って分析し管理して造るようにしていきました。
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