蒸し暑い夕暮れ・・心は“凛”として

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(３０代女性作品）　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蒸し暑い夕暮れの日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駅のホームは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仕事帰りの男女で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ごった返している

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　皆帰るところがあるのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　単線に乗り換えて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしも自宅へ帰る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うるさい父　ヒステリックな母

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの騒音が待っていると思うと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気が滅入る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電車はいつもの駅で止まった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蛙の声が相変わらずゲコゲコと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下品な声で鳴いている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　せめて気持ちだけは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　凛と胸を張ろう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このグラジオラスのように

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気取って帰ろう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花材・・グラジオラス（ピンク花・葉緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ばら（赤）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソリダスター（薄緑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（この詩はこの作品者の思いを想像し美由紀甫が創作しました）

　


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