私は戦後生まれで、直接の戦争体験はありません。
これまで「原爆の日」といっても、あまり深く考えた
ことがありませんでした。
広島の平和公園の原爆資料館は見学したことがあります。
凄まじい状況を目の当りにしたことを今でも覚えています。
この度、松井広島市長の平和宣言の中で、
「原爆は、非人道兵器の極みであり、絶対悪です」という
一文に目が留まり、改めて全文を見てみようと心が動きま
した。絶対悪、その通りだと思います。少しずつ減らす努力を
しているとはいえ、現在世界の各兵器保有数は19000とい
うことです。
過去の宇宙飛行士の言葉からも分かるように、かけがえのない
地球です。唯一生命体が生存できる青い星です。その存在が限り
ある星です。こんなことは、誰でも分かる明らかな事実なのですが、
人間というのは愚かなものなのでしょうか。人間というものはそんな
ものなのでしょうか。
否、そうではないということ、人間の善性を信じたいと思います。
「一人」の人間は、かけがえなく尊い。どの一人一人にも、尊厳な
命があるということを全てに優先できる。これが善性ではないでしょうか。
しかし、世界に目を移してみると、絶えずどこかで紛争が起こっています。
どうして、同じ地球上でこうも、民衆は不公平なのかと考えてしまいます。
結局、争い、戦争というものは、醜い利害がその背後に隠れているのだと
思います。利害は不信からきているのではないでしょうか。
文明社会に生きる私たちは、不信を信頼へと精神も成長していかなければ
なりません。利己から自他への生き方へと変換していく努力をしなければい
けないときがきていると思うのです。~~~~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます