若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

青年経営者全国交流会~珍道中 in 高知(其の三)~

2004年09月11日 | 同友会の十四代目
 
八幡浜に向かうフェリーの中でトラック運転手さんから道路情報を収集。高知側へ一般道を行けば200キロ、愛媛・松山を経由する高速道路なら250キロ、どちらも3時間はかかるとのこと。高速のほうが時間が読みやすい。ぶっとばせば2時間で行けるんじゃないか。

八幡浜下船で11:30、分科会の開始時間は13:00、まともには間に合わない…。高知同友会で僕らの分科会を担当する室長(梼原さん)にやっと電話が繋がった。「あの、実はまだフェリーでして、それで間に合いそうにないんです…」栗木さんと梼原さんとの会話に耳を傾ける。

フェリーが接岸してから飛び出した。大洲ICまでの一般道がもどかしい。さあ、高速に乗れたぞ、ここから飛ばすぜ!…ととっ、高速なんだけど対面通行2車線だ、前の車がのんびりと走っているからスピードが出せない…。ときおりある追い越し車線で前走車を抜き去り、カーブも180kmで抜け、アクセルを踏み続ける。

「あ、梼原さん、いま第2○×トンネルを抜けました」栗木さんが逐一、どこを走っているかを梼原さんに電話している。でも愛媛の高速のトンネル名なんてわからないんじゃないの?「いや、これが誠意なんだよ。頑張って向かってますってアピールしなきゃ」その返事に車内で笑いが起こる。うわ~、ハンドル切りそこねそう(笑)。

「でもさ、この梼原さんて凄いよ。遅れてますって言ったら普通、『何時に着くんですか?! 急いでください!』って言いそうでしょ。でも『あ、気をつけて来てくださいね』ってゆるい感じで言うんだよね」いや、ホントは気が気じゃないでしょう。とにかく急ぎましょう。

ようやく辿り着いた高知。到着時間は13:30、あわてて会場のホテルに駆け込んだ。「あ~、お疲れ様でした。大丈夫でしたかぁ。こっちは心配しなくていいですからね、いま皆さん自己紹介してもらってますからぁ」迎えてくれた梼原さんは、にっこりと満面の笑みを湛えていたのでした。うわ、本当に大物だ、このひと。

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