若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

よか旅たびたび筑後川

2004年07月05日 | 近ごろの十四代目
今日は筑後川流域観光キャンペーンの会議。今月7日に行く関西方面のキャラバンで配るミニワインボトルができました。

マスコットキャラクターのカッバ(名前はまだない)を描いてくれたのは吉井町在住の渡辺美奈子さん。ありきたりでない独自のタッチに全会一致で決定。とても楽しくて素敵なカッバ君だと思います。


天国までの百マイル

2004年07月05日 | 読んでる十四代目
天国までの百マイル

朝日新聞社

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浅田次郎のタイトルだけど、数年ぶりに読み返しました。友人と話題に出て、本棚にあったのは憶えていたけど話の筋は忘れてしまっていたのです。

「え~と、サエない中年男がお袋さんを病院に連れて行く話だよね?確かヤクザに使われてるチンピラで奥さんが中国人??ん?あれ??」なんて、同著者の「ラブレター」とごっちゃになってました。

で、久し振りに読み返し始めたのですが…、これがもう止まらなくて、結局この深夜まで一気に読み通し、涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃです。気持ちが治まらずにココに書き込む始末。

友人は「何も考えずに泣きたい時に読むのだ」と言っていたが、その読み方は正しい。文庫にもなっているし、浅田作品未体験の方はぜひご一読を。

下関 唐戸市場

2004年07月04日 | 近ごろの十四代目
日曜日の市場って観光客のために開けてるんだろうな。昼時はそれなりの賑わいを見せていました。

知人の写真家・伊藤佶さんが出した「暖ったか山口」という写真集に、南風泊市場のカットがある。仲買の社長さんのポートレート。その人から発せられる迫力は印象的だった。

市場はある意味「勝負」の場なんだろう。売り手と買い手のみで繰り広げられる世界。だからと言って観光(客相手)の仕事が「おまけ」の場になっていないところが唐戸の良い所のように思う。実際の生活者と向き合う場としてのサービスを考えようとしている。

ある師匠から「商いの重要な基本は魚屋と魚市場ですべて学べる」と言われたことがあるなぁ。「キミ、魚屋に勤めなさい」って。今度は朝に来てみよう。




下関 海響館

2004年07月04日 | 近ごろの十四代目
シロナガスクジラの骨格標本。地球史上最大の動物。

哺乳類だから人間と同じく頸椎(首の骨)は7つ。クジラには首なんてなさそうだけど、当然ある。ちなみにキリンも哺乳類だから頸椎は7つ。

ただの骨なんだけど、語りかけてくるものがある。深遠な海を識り、人間の矮小なるを見透かす、そんな老いたシロナガスクジラの声が聴こえてきそう。


みのう悠々放談会

2004年07月03日 | 近ごろの十四代目
「みのう悠々交流圏連絡協議会」が主催する「放談会」で集まった。仕掛け人は高山美佳さん。

久留米市・田主丸町・吉井町・浮羽町の1市3町で活躍する30~40代が耳納北麓の観光や町づくりについて好き放題に語り合うというもの。

パン屋さん、果樹農家、旅館さん、魚屋さん、麺屋さん、畜産農家、竹炭作家、造園業、肥料店、観光協会、とにかく多士済々が集まった。

生い立ちもやってることもそれぞれ違うけれど、古里を愛している事にかけては皆かわらない。だから話が盛り上がる。

高山さんのユルキャラがゆっくりと話をまとめ上げていく。何かを決めなきゃいけない、結果を出さなきゃいけない、そんな会議じゃないってところがイイ。