ひっそりと
夜の庭で人知れず
真っ白い大輪の花が咲いています。
夜顔。
ふわりと
一輪二輪咲きはじめた
夏のはじめの夜から
ブログに書きたい書きたいと思いつつ
書きたいことがたくさんあって
そのわりに遅筆だし
いっこうに触れられず。
真っ白い大輪の花が咲いています。
夜顔。
ふわりと
一輪二輪咲きはじめた
夏のはじめの夜から
ブログに書きたい書きたいと思いつつ
書きたいことがたくさんあって
そのわりに遅筆だし
いっこうに触れられず。
そのうちに
花は夜毎
どんどん咲いて、
ツルもどんどん高みへ登っていって。
つげの木に絡ませてあります。
ハート型の葉っぱを
たわわに茂らせて
15から20センチくらいの
純白の大きな花をたくさん咲かせている。
真っ暗だと上手く写真に撮れなくて
夕方、
花開くのを待って
明るいうちに写しました。
ほんとうは夜、
白い花が
月の光を浴びて
暗がりに浮かび上がり
甘い香り放って
夜の庭を
幻想的な森に変えているのです。
英語では "Moon Flower"
「月の花」と、
呼ばれていて。
かなり強い、
甘い香り。
日が短くなったせい?
夕方
まだ明るいうちに
緑がかった白いつぼみが
ゆっくりほどけるように膨らんで
ふわっと
大きく、
大きく開いていく。
花柄がとても長く、
一筆すうっと白くて
流れ星のように
美しく尾を曳いて
後ろ姿もとても魅力的。
夜が
ゆっくりと降りてくる。
波のように
遠く近く
ひぐらしの聲が寄せては返し
白い花が
風にふわりと揺れ
うす闇にまぼろしのような残像を残して
いざなう甘い香りがする。
ここではないどこかへ。
混沌の
夏が
昇華していく。
・