竹林。マイナスイオン全開
朝、父が、「タケノコ掘りを手伝ってくれ」と云う。
昨日までちらほら掘って来ていた父ですが、「今日は本格的に退治したい」とのこと。
よその家の竹林と隣接している土地があるのだけれど、
竹は地下を広がっていくので、こちらの敷地ににょきにょきタケノコが生えてきて
そのままにしておくと、竹に侵略されて竹林になってしまうノダ。
そのため、出てきたタケノコは掘らねばなりません。
たとえタケノコが嫌いで食べたくないとしても、掘らねばなりません。
(わたしは好きだけど。)
平時なら友達を呼んでタケノコ狩りをさせて(イヤ、もとい。してもらって)
それからみんなでBBQでも!
となるのに、にっくきコロナのせいでそうもいかず…
はっとするほど、きれいです。
あ、よそのうちの竹林です。タケノコ生えてますね。
誰もいません。
笹の葉擦れの音と、竹と竹がこすれあう音と、鳥の聲だけ。
からだも、こころも、浄化される心地がいたします。
で、この竹林の隣で…
へっぴり腰 タケノコ、わかります?
左に映っているのは母なんですが、
彼女がタケノコ掘りに全くふさわしくない靴を履いているのは、
足の裏でタケノコを感じるため(それに母は掘らない。)
タケノコは目で見て見つけるのではなく、
歩いて足の裏にかすかに出っぱりを感じるくらい小さいものがいいんです。
このくらい地上に出てしまっていると、
地下にはこの3倍近いタケノコの図体が埋まっていて、掘るのはとっても大変。
大きくて食べられないものも掘っておかないと竹になってしまうから
慣れない手つきでエッチラオッチラ。
父が3本掘る間にわたしは1本。
...遅々として進まず。
途中で竹林の主が通りかかり、「おっ、タケノコ掘ってんのか~」とのたまう。
「そうだよー。だって侵略されちゃうもん」
「そうだなぁ、悪ぃなぁ」
「じゃあ手伝ってよ~。タケノコ掘り得意でしょう!」と云ってみたら、手伝ってくれた。
ラッキー!!
そしておじさんはほんとうに素早かった。ラッキー!
弟や友人たちに送って、残ったタケノコ。
...やれやれ。
うちに帰ってくることはあっても、
こんなふうに長居をするのはすごく久しぶりで、タケノコ掘りも何年かぶり。
かなり重労働で、すっきりしたし、けっこう楽しかった。
竹林パワーに癒されたし。
ただ、まだしばらくは掘りにいっておかないと竹の侵攻は撃退できないと思われます。
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