写真ばかり溜まって
ぜんぜんブログに書けていない
小鳥たちの
水浴び模様
次回の更新こそはと
思っていたのに
ガマの穂が
おおかぜにほどけて
たくさんの綿毛を飛ばしていて
そこらじゅうに
白い綿が
舞っていて
違う世界に
迷い込んだような
午後
綿毛の舞う
幻想的な水辺を
写真に撮ってみようとしたけれど
その
はかなげに
美しい世界は
わたしには写せなくて
写真はあきらめて
そっと
心に
しまう
見とれていると
髪に
まつ毛に
くちびるにも
綿毛がとまる
風に舞う
幾千幾万の綿毛は
雪のようで
でも
やっぱり
雪とはどこか違って
気づけば
舞い散らう白い綿毛のなかで
カワセミも
夢心地
美しい青い羽も
襟みたいな白い羽も
おおかぜに乱され
透きとおる
冬の陽ざしに照らされて
きらきらと
とても
きれいだった
カワセミと一緒に
どこか違う世界へ迷い込んだ
ガマの綿毛の
舞い散らう
午後