姫ゆずが豊作です。
黄色く熟してから収穫すると
よそへ配っても使いきれないので
まだ青いいま頃から使いはじめています。
果汁を絞って残った皮が
捨てるには忍びないほどいい香り。
すりおろしてゆず胡椒も美味しいけれど
今回は刻んで、
モイストポプリを作ってみた。
モイストポプリは
その名の通り「湿った」ポプリ。
半乾燥(ほぼ生)の
ハーブや花や柑橘類の皮を
塩に混ぜ込んで飾り、香りを楽しんで、
最後にはバスソルトとして使える優れモノ。
黄色く熟したゆずで作ったことはあるけど
青ゆずのモイストポプリははじめて。
ゆずより香りが強い気がする。
品のある爽やかな香り。
同じ爽やか系柑橘類でもレモンともライムとも違う。
繊細で、奥ゆかしい香り。
そういえば海外でも和の香りが人気だ。
特にシソやヒノキ。
ユズはいちばんポピュラーで
ドレッシングや香料や100%果汁も売っていた。
緑と白で、見た目も爽やか。
岩塩を使うと
もっと可愛く仕上がる。
瓶の首にリボンをかければ
ちょっとしたプレゼントにもなる。
玄関や寝室の枕元、
洗面台やトイレなどの小さな空間に
ちょこんと置くのにぴったり。
いまパソコンを開いている傍に1瓶あって
とってもいい香りがする。
モイストポプリは
時どき混ぜて熟成させて、
香りの変化を楽しむものらしい。
でも層になっている見た目が可愛いから
あまり混ぜたくない気がする。
でも混ぜると香りが復活する。
あと混ぜて
焼き菓子の型に入れてぎゅっと固めて、
お皿にぱかっと出して飾ると
また違った雰囲気でオシャレだった。
アメリカの暮らしでは、そんなこともしていた。
...なつかしい。
金木犀が咲いたら
モイストポプリを作るつもり。
金木犀のオレンジと塩の白で、見た目もすごく可愛い。
庭のゆずの木。
まだまだ夏…!という風情で、爽やか。
黄色く色づいてからの眺めも
やさしくて豊かな感じでステキだけど、
緑の青々した実が生っている様子も清々しくて
どこか潔くて、まぶしい。
...夏の余韻。
爽やかな香りのしたで、
きれいな緑と
きらきら降ってくる木洩れ日を見上げていると
去りゆく夏が、ちょっと恋しくなりました。
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