ゴールデン街『花の木』のママが2018年1月11日の朝、急逝された。
私はママと前の日に一緒にいて。
新年の挨拶にいらっしゃった常連のお客さんとお酒を飲んで、いつも通りお喋りして、笑って。
ママのお喋りは今年も冴え渡り。
二人で24時過ぎにお店を出て、また来週って、言ってたんだけど。
それがママとの最期になった。
昨日の告別式まで、お店に出たり、なんだりでバタバタしてたんだけど、
全部終わるとホントにママがいなくなっちゃったんだなって、改めてさびしさが込み上げてきて。
きっと、たくさんのママを愛した人たちが同じ気持ちで、ふと、考えては涙してるんじゃないかなと思う。
ママはなぜだか出逢ってすぐに私を信頼し、私を買ってくれ、いつでも贔屓目に私を見てくれてた。
私はそれがとっても誇らしく、ママみたいな人に認められてることが本当に嬉しかったし、照れくさかった。
ママが面白いって言う本は読んだし、ママも私が面白いっていうものに興味をもってくれた。
とにかくまだまだ恩返しはこれからのつもりだった。
まだまだあと30年はお店をやるって言ってたし。。。そうなるとママは108歳になっちゃうんだけど。(笑)
とにかく、私の方が女優業が忙しくなってお店を辞め、
たまにお客さんとして飲みに来て、カウンターのちょうど曲がってるところ辺りに座り、
私のボトルでウィスキーを飲み、ママと乾杯して、
ママが「この子は昔うちでアシスタントしてたのよ」と自慢し、
私はちょっとはにかむ、みたいな、そういう夢をみてた。
悲しい。
でも、ママも悲しいかもだから、泣くのはやめる。
ママみたいに、覚悟を決めて一生懸命生きる。
そうします。( ´_ゝ`)ゞ