時のうてなに立ちて風を感ず。

To the happy few (Henri Beyle)

言論の自由について

2014年10月19日 | 考察メモ

社会というシステムに於いて言論の自由が意味するもの。
民主主義という社会システムをまわして行く為の基本条件となるものである。

言論の自由な社会は次の3つの関係が円滑に機能している。
1、発言(表現)する人。
2、媒介する手段。
3、発言を受け取る人。

1、発言する人の自由とは何か。
2、媒介手段の自由とは何か。
3、発言を受け取る人の自由とは何か。

2022/07/27 追記

1、発言する人の自由

発言する人の自由とは、物理的、精神的、社会的、禁止や制限、妨害などが無い事は言うまでもないことです。

その上で、言語能力及び主張したい事柄について十分に理解していること。

言語能力とも重なりますが、対話能力も重要な要素になるでしょう。こちらの発言を受け止める人が、発言内容を正しく理解したかどうかを判断できなければ、言いっぱなしになってしまいます。対話や議論を積み重ねて、互いの知見をぶつけ合って、その中から新たな視点や枠組みの地平を見出すことはとても重要です。対話や議論や思考を重ね、新たな視点や枠組みを取り込む思考の自由な柔軟性は、言論の自由の項目の中でも最も内なる内面の自由とでもいうべきものです。


2022/11/26 追記

自由一般についてのメモ
拘束されていない状態や制約のない状態といった、辞書に載っているような事は考察の対象外です。

いくつかのテーゼ
自由とは知る事である。
自由とは選択肢である。

ヘーゲルにせよフロムにせよ、彼らが考察対象としたのは個の確立した人であるように思う。だがしかし、もつと根源的な自由についての考察の可能性を求めてみようと思う。

生まれたばかりの赤子の自由とは、いったいどの様な事なのか考えてみよう。

― 不定期ですが、少しづつ追記したいと思っています ―