「どれくらい二人で働いたら幸せが買えるだろう.....」
と云う歌詞が在る。
本当にそう思った。
今此処に来て...。
現実世界の幸せ、幸福感は或る程度のカネが無ければ得られないと、祖母が倒れて痛感した。
「人生はカネじゃない。心が豊かなら幸福感は得られる」
と、巷で宣う連中がいる。
此の言葉は、普段生活に於いて、健康で特にトラブルも抱えていない状態の奴等から出る言葉である。
国民皆保険の恩恵が有る我が国とはいえ、普段の実生活でカネが無ければ誰も相手にしてくれない。
誰も見向きもしない。
1円でも足りなければ物は買えない。
貯蓄について、色んな方面の輩があれこれ宣うが、其の通りに行けば、日本国民全員がカネ持ちになるが、そうはならぬ。
こう云う事を云って書籍を乱発させて印税で私服を肥し、馬鹿な一般消費者を混乱に陥れ、横目で見ながらワイングラス片手に嘲笑っている。
「カネは天下の回りもの」
と云うが、回って来た試しが無い。
薄給は払いで残りも雀の涙...否、爪の垢...否、ダニ程も残らぬ。
此れも吾の努力不足の徳の無さが相俟って、其処から抜け出せないのであろう。
足掻き、抗い続ける毎日である。