商工会議所、商工会等が斡旋する
日本政策金融公庫の制度です。
上限額2,000万円で
無担保、無保証人、低金利が売りです。
令和元年7月現在で1.21%です。
(最近、プロパーも低金利化してますよね)
マル経の正式名称は
『小規模事業者経営改善資金融資制度』
といって、小規模事業者しか利用できない制度です。
色々な要件があります。
●従業員要件
●納税要件
●指導要件
●居住要件
●営業要件
●業種要件
詳しくは以下をご覧ください。
私が所属している商工会議所では年間50弱の方に利用していただいています。
例えば
●事業拡大で2店舗目をオープンさせたいので資金が必要(飲食店)
●夏の商戦に向けて仕入資金がほしい(小売業)
●取引先が増えたのでトラックを追加で欲しい(運送業)
●急な仕事が入り、売上が入金されるまでの当面の材料、外注費が必要(建設業)
●団体客が入れる部屋を増設するための資金が必要(飲食店)
などの相談が来たときに利用しています。
誰でも貸せるというわけではなく、
決算状況や公庫と既契約がある場合は
返済に遅れがないか等によって、ご希望に添えない場合もあります。
私の所属する地区の公庫の統括は
『必要な資金を必要な人へ』ってよく言ってくれています。
担当指導員は相談者の本音を聞き出すことが必要です。
相談者は担当指導員を信じてぶっちゃけのところを話してくれた方が進めやすかったりします。
融資の相談に行ったのに、
融資じゃなくて、経費の見直しや、
販路の話になる可能性もあります。
ここを直せば資金繰りが改善する
そうすると融資の必要がなくなる。
というパターンもあると思います。
そもそも何で
無担保、無保証人なのかというと、
商工会議所、商工会が推薦するからです。
経営指導をする機関が推薦するんなら、
大丈夫でしょう。ってことですね。
*一定の研修を受けた指導員のみ2000万円の推薦が可能となります。受けなければ1500万円が上限です。