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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

【ココロノマルシェ】ご相談への回答 -旦那さまとの関係再構築-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。

セックスレスに悩んで離婚を切り出したものの、旦那さんからの懇願により結婚生活を続け関係の再構築にお悩み中の パピヨン さんからのご相談です。

(以下、ご相談内容になります)
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はじめまして。
根本先生のファンで、ココロノマルシェもいつも拝読しています。カウンセラーのみなさまの優しいお言葉に、何度も救われています。
こんな三方良しの素晴らしいサービスを開設してくださった根本先生、いつも心をこめてご回答くださっているカウンセラーのみなさま、本当にありがとうございます。

以下、相談内容になります(長文で申し訳ありません)。
***
主人とは2年の社内恋愛を経て、5年前に結婚しました。現在、私も主人も30代半ばで共働き、子どもはいません。

主人の「自然体で見栄を張らず、自分にも人にも嘘をつかない正直な性格」が好きです。が、表裏一体で、「相手や周囲に合わせず、自分のやりたいことしかやりたくない性格」に苦しんでいます。

付き合って半年も経たないうちに、主人側からの拒否でセックスレスになりました。主人は前述のような性格のため、セックスが面倒で一人でするのが好きとのことで、同棲を始めて以降、何度か「今から一人でするから(寝室に)入ってこないでね」と言われたこともあります。当初は「このまま結婚したとしても、将来的に妊活に協力してくれればいいか」と自分を納得させていたのですが、すごく荒んだ気持ちになったものでした。主人とは、かれこれ6年半ほどしていません。
そして、セックスレスには目を背けたまま、結婚しました。私は「セックス以外にも2人で楽しめることはある」「妊活には協力してくれるだろう」と楽観的に捉えていました。主人も、私から求められることがなくなっていたため、セックスレスは問題ではないと捉えていたと思います。

しかし、やはり私にとってセックス…というより女性として扱われることは大切だったようで、結婚と同時期に私がW不倫に走ってしまいました。半ば強引に誘われる形ではあったものの、人肌に飢えていた私も誘惑に勝てず、という始まりでした。
ほどなくして私の気持ちが不倫相手に完全に行ってしまいそうになり、私から不倫相手に別れを告げました。が、また彼から連絡が来て関係が戻り、再び本気になる前に私から離れ…と、少し前まで戻ったり離れたりの関係性でした。
不倫期間中は、彼と会っている時しか幸せを感じられず、普段は「寂しい」「悲しい」「悔しい」「虚しい」「惨め」「嫉妬」といった気持ちや無価値感に支配されていました。そして、彼の最優先事項は家族と仕事で、私は都合のいい存在でしかない自覚があったため、彼への欲求の大半は抑え込んでいました。
今現在、彼との関係は解消していますが、未だに苦しい気持ちが蘇ることが多々あり、その度に胸が締め付けられます。

不倫期間中、主人とは完全にルームメイトのような関係性になっており、家事・家計も折半で、ご飯以外は互いの自室にこもっているような結婚生活でした。とくに、ゲームが好きな主人は、睡眠・食事・仕事以外はモニターの前に座り続け、休日は殆ど出かけなくなり(早朝までゲーム→夕方まで寝る、の繰り返し)、私とのコミュニケーションはほぼない状態になっていました。
また、主人は「俺に応える気がないから、他の人に性愛を求めるのは仕方ないね」と言っており、私の婚外恋愛を許可してくれていました(とはいえ、主人に不倫の事実を共有したことはありません)。

こういった経緯がありながらも、最近になって「自分の子どもに愛情を注ぎたい」という欲求がむくむくと膨らんできて、主人に妊活したい旨相談しました。しかし、主人からは「パピヨンと妊活する気はない、子どもがほしいならパピヨンのために離婚して婚活を勧める」と、以下理由を添えて返答されました。

・パピヨンから妊娠や育児のストレス、情緒不安定さを自分に向けられそうで不安
・パピヨンが求めるコミュニケーションやスキンシップに無理して応えてまで一緒にいたいとは思わない
・たばことお酒を我慢してまで子どもはほしくない

そして、「俺は離婚してもいいし、しなくてもいい。でも、離婚しないなら子どもがいない人生を覚悟したほうがいい。」と言われ、離婚するかしないかは私に委ねられました。
こんな関係性とはいえたくさんの思い出や情、主人の好きなところもあり、主人と別れたくない気持ちは山々でしたが、一週間ほど悩んだ末に「もっと寄り添い合えて、さらに子どもを希望している人との出会いに期待しよう」と離婚を決意し、主人に離婚届への記入をお願いしました。

しかし、主人に離婚届とボールペンを渡したときでした。主人が机に突っ伏し、「寂しいよ、書きたくないよ」と震え声で言い始めたのです。
それまで感情を口にすることの少なかった主人のその姿に驚くと同時に、その言葉を嬉しく感じた私は思わず「じゃあ離婚はやめよう」と返しました。少し経ってから主人が「これまでごめんね、パピヨンの気持ちに応えられるようもう少し頑張るね」と涙ながらに言ってくれ、「私も過度な期待をしないように努めるね」と返しました。
翌日、仲直り記念として共に大好物のお寿司で晩酌しながら今後のことを語り合いました。

しかし、そんなこんなで主人と再構築するに至ったものの、心が晴れません。
以下が心に陰りを作っているのでは、と自分では推察しています。

・主人が歩み寄りを見せてくれたものの、その先に私の望む未来(コミュニケーションやスキンシップ、ひいては妊活)があるかどうかはわからない不安 ※1
・これからの人生、女性として扱われたり、肌を重ねたりする喜びをもう経験できなくなるという失望 ※2
・不倫期間中の苦しさ・無価値感・我慢によって負った、まだ癒やしきれていない傷
・許可されていたものの、不倫が終わってしばらく経たないうちに妊活したいと言い始める自分の貪欲さ
・離婚を決意したものの、主人の「寂しいよ、書きたくないよ」という言葉ですぐに離婚を取り下げた自分の芯のなさ
・ギャンブルと母に依存する父、仕事と不倫相手に依存する母、私を蔑んだり無視したりする姉2人のもと、貧困家庭のヤングケアラーとして育った生い立ち

※1…冒頭に書いたように、主人は嘘をつきません。だから、「もう少し頑張るね」という言葉は信じています。ただ、主人は「この頑張りがどの程度なのかは自分でも正直わからない、妊活する気にならない可能性も大きい」とも言っています。
※2…これからは主人と向き合おうと決めているため、許可されても婚外恋愛はしないつもりです。また、仲直り記念の晩酌の際、「妊活するにしても、セックスではなく医療や科学の力に頼りたい」と主人は言っていました。

心晴れやかに、前を向いて日々を過ごしたいです。
カウンセラーのみなさま、私の心に陰りを作っているものの正体は何なのでしょうか。
また、前を向くためのアドバイスやセックスレス解消のためのヒントをいただけませんでしょうか。
***

(以下、ご回答になります)
***
こんばんは。
この度はご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

まずご相談文を拝読して、パピヨンさんは物事を筋道立てて論理的に整理し

それを分かりやすく他人に伝える能力にとても長けていらっしゃると思いました。

今回の話題のようにセックスレスや婚外恋愛を経験されている方のご相談で

パピヨンさんのようにしっかりと問題を整理されて、分かりやすく相談相手に伝えられる人はなかなかいません。

そして、ご相談文の冒頭に根本裕幸お師匠や我々お弟子カウンセラーへの感謝の言葉を述べられるところにも

他人に気を使い、気持ちを慮る思慮深さに満ちている方だと感じました。

そして、今抱えていらっしゃる問題は

そんなパピヨンさんの長所の裏返しなのかなと感じました。

以下、そんな聡明で思いやりに満ちたパピヨンさんのお役に立ちたく、ポイントを記載させて頂きます。

1:本当に大切なものは何か?
2:相手から大切にされたければ、まず自分自身を大切にする
3:「愛する」とは、相手のありのままを受け入れること

以下、それぞれ解説いたします。

1:本当に大切なものは何か?

まずパピヨンさんのご相談内容には「旦那さまとのセックスレスの解消」と書かれていますが

ご相談文を拝読していて、本当にそうなのかな?と思いました。

・・・というのも、パピヨンさんが旦那さまに離婚届を突きつけた際に

旦那さまが「寂しいよ、書きたくないよ」と震え声で言った

そのことを「嬉しい」と書かれていたからです。

また、以前にはセックスレスによる寂しさを解消するために婚外恋愛をされていたようですが

その婚外恋愛相手に対し「私は都合のいい存在でしか無い」ことに不満を感じて別れを選択されています。

・・・ということは、パピヨンさんの本当の願望は「セックスレスの解消」では無くて

「愛する相手から大切にされたい」

・・・のでは無いかと推察致します。

パピヨンさんにとって相手から身体を求められることは「大切にされている」証拠の一つに過ぎないのでは無いでしょうか?

またそもそも、本当に「求められること」がパピヨンさんにとって大事なのであれば

結婚前からレスなのにも関わらず、そこに目をつぶって結婚するでしょうか?

また離婚届を突きつけた旦那さんが「寂しい」と言っただけで、実際にレスは解消していないにも関わらず

嬉しさを感じたり「じゃあ離婚はやめよう」と答えるでしょうか?

パピヨンさんは、本当にレスの解消や子どもを持つことを心から望んでいるのか

それとも、それらは大切にされること・愛されていることの証拠の一つに過ぎず

本当は旦那さんとの心のつながりを求めているのか

その点をぜひ、ご自分の心に聞いてみて頂きたいです。

もし旦那さんから「愛されている」「大切にされている」と実感して心のつながりを得るのが大切なのであれば

それを感じる方法は、わざわざ旦那さんが大の苦手としている「レスの解消」に設定しなくても

他にいくらでも方法はあります。

その方法を2:にて説明いたします。

2:相手から大切にされたければ、まず自分自身を大切にする

1:に書いたように、そもそものご相談が本当にパピヨンさんの本心なのか

カウンセラー的には疑惑満載ですが、そこは一旦置いておいて

もしセックスレスの解消も含め、旦那さんから大切にされたいとお望みであれば

まずはご自分がご自分自身を大切にされてください。

心理学の世界の通説として

「人は、自分自身を扱うのと同じように他人から扱われる」

と言う言葉があります。

より正確には

「人は、自分自身を扱うのと同じように他人から扱われる(様に感じる)」でして

自分を大切にしていると、相手からも大切にされている様に感じるのです。
(心理学的には「投影」の法則によります)

ですので、旦那さんに「女として大切にされたい」とお望みでしたら

ぜひご自身が「女としてのご自分」を大切にしてください。

髪型、お化粧、服装、下着、身体のメンテナンス、出かける場所・・・

そうしたご自分の身体、行動の細部まで気を配り

「こうありたい」と思う女性として行動する日々を積み上げてください。

そんな行動を繰り返すことで「私は私に大切にされている」と心が実感して、わしゃっと喜び始めます。

そして心がわしゃっと喜ぶと、表情や仕草も自然と変わってきますので

旦那さんにも「ん、なんかパピヨンが変わってきたぞ?」と思われますし

ひいては「この女性を大切にしなければ」と思われるようになります。

また、そもそも旦那さんの応対以前に、ご自分がご自分を好きになり、心地よくいられることが何よりも大切です。

これも心理学の法則ですが「ご自分のご機嫌は自分で取る」のです。

人から大切にされたければ、まずは自分自身を一番大切にする。

そのことにぜひ責任を持ち、コミットして頂きたいです。

3:愛するとは、相手のありのままを受け入れること

あらゆる人間関係の悩みは、相手をコントロールしようとすることから始まります。

パピヨンさんは旦那さんからやりたく無いことを要求されたら、どう思いますか?

お優しいパピヨンさんは、旦那さんの期待に応えようとして渋々とやってあげるかも知れませんが

それは、パピヨンさん自身が育った家庭で我慢をしてきた、その再生産になることにお気づきでしょうか?

少し厳しい言い方をしますが、パピヨンさんが嫌がる旦那さんに対してセックスレスを解消するように要求することは

パピヨンさんが育った家庭において「やりたく無い」と思いつつ我慢をして貧困家庭のヤングケアラーとして生きてきたこと

「嫌がることを強いる」という点においては同じ状況に相手を追いやっています。

そして、旦那さんはパピヨンさんの書かれている通り「自然体で見栄を張らず、自分にも人にも嘘をつかない正直な性格」ですので

やりたく無いことは、たとえ愛する人の願いであってもやりたく無い

・・・これが本音だと推察いたします。

旦那さんの自然体で正直なところが好きなのに、ご自分にとって都合の悪い考えをしている時にだけその性格を認めないのは

少し無理がありますよね?

聡明なパピヨンさんは、おそらくそのことに気づいて離婚を切り出されたのだと思いますが

旦那さまの「頑張るから」の一言にほだされて今日まで結婚生活を続けて来られました。

でも、これからも結婚生活を続けるのであれば、思う通りにならない旦那さまを受け入れ、愛すると決めるしかありません。

旦那さんは変わらない
セックスレスは解消しない
これからの人生は、子どもを持つことはなく2人でのルームメイト生活がずっと続く

もし仮にそうであっても、旦那さまを愛し続けられるでしょうか?

旦那さまをコントロールしようとしてお互いが苦しむよりも

旦那さまをありのままに受け入れると腹を括るか、別のお相手を探すのか

その選択権はパピヨンさんにあります。

思う通りならない旦那さんを、これからも愛し続けることができるのか

そのことをご自分の心に率直に聞いてみてください。

幸いにも?旦那さんはパピヨンさんの浮気を許容されているようですので
(ちなみに、これも旦那さんなりのパピヨンさんへの愛情表現であることにはお気づきでしょうか?)

他の男性をチラ見しながらも、本当に旦那さんを愛しているのか検証してみる

それくらいの気持ちの余裕を持つことをオススメいたします。

ご相談文では「これからは主人と向き合おうと決めているため、許可されても婚外恋愛はしないつもり」と書かれていますが

そんな風に無理してストイックにご自分を追い込む必要は無いと思います。

旦那さんがご自分の気持ちに正直にレスを続けても良いのと一緒で

パピヨンさんもご自分の気持ちに正直に、他の男性をチラ見しても良いのです。

前回の浮気相手とは無価値感に苛まれる結果になったようですが

次の相手にも同じ気持ちを持つとは限りません。

また、ご自分を縛る無用な拘りは、相手を縛る執着にも繋がります。

「私がこんなに貴方と向き合おうとして他の可能性を切っているのに、なんで貴方はレスの問題に向き合わないの?!」

・・・そんな風に思ってしまっても不思議は無いですよね?

どうぞ、ご自分のありのままの気持ちにOKを出し、受け入れてあげてください。

そうすることで、旦那さまのありのままも受け入れられるようになりますし

旦那さまに愛されていることも実感しやすくなります。

肩の力を抜いて、ご自分の心を解放し

女性としてのご自分を大切にする

そうすることで旦那さまをも自然と受け入れ、愛し

その上で人生の次のステップを見据えて行きましょう。

具体的なプロセスについてお知りになられたい場合は、ぜひカウンセリングセッションをご検討ください。

ご主人との関係、育ったご家庭のこと

様々な苦労により見えなくなってしまったパピヨンさんの本心の再発見

よりご自分を解放し、幸せに近づくステップ

それらのプロセスを全力でご支援させて頂きます。

パピヨンさんの幸せを心よりお祈りしております。

ご参考になりましたら幸いです。
****
(以上です)

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。

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