明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

愛こそが生きるエネルギー -B'z"衝動"より-

 

東京は予報通り台風接近中ですね。

 

TVのニュースはずっと台風中継です。

 

外に出る気も起きません。

 

こういう日は、自分と向き合うしかありませんね笑

 

そんな時に思い出したのが B'zの”衝動”

 

以前の記事でも話題にしましたが↓

https://blog.goo.ne.jp/sun-also-rises/e/acf0b50e5e1142186f4d9b6bfbcaaf9d

 

私が「B'zで一番どの好きなのはどの曲?」と聞かれたらこれ、と答える曲です。

 

単に「私の一番好きな曲!」と言わずに、あえて「聞かれたら答える曲」と書くのは、

 

「一番好きな曲」が選べないくらいたくさんあるからです。

 

ミエナイチカラ、ねがい、イチブトゼンブ、明日また陽が昇るなら、夜よ明けないで、RUN、

さよならなんかは言わせない、Wonderful Opportunity、世界はあなたの色になる、・・・

 

・・・キリがない!

・・・しかも、コアなファンじゃないと話が通じない!

 

という訳で「人に聞かれて答える用」にセレクトしております。

 

コナンの曲なので、知っている人が割と多い。

しかし、LOVE PHANTOMとかALONEのように「いかにも〜」って曲でもない。

 

なんで「衝動」が一番なんすか?

 

そう聞かれることまで想定して用意しております。

 

・・・まぁ、滅多にそんなツッコミは受けませんけど笑

 

 

なんで衝動が良いかは、前の記事にも書いたのですが

 

短い曲と歌詞の中に、B’zの本質が凝縮されているから

 

これに尽きます。

 

曲については前回の記事でも書きましたので、今回は歌詞の方に触れます。

 

一言で言うと、

 

彼女からの/彼女への愛が僕の衝動

 

以上終了なのですが、

 

その本質をドラマチックに伝えるのが稲葉歌詞の素晴らしいところです。

 

僕にも誰かを愛せると

その手を重ねて知らせて


僕にも何かを変えられる

さりげない言葉でささやいて

 

・・・主人公は自分にあまり自信がない人、という設定のようです。

 

でも、一方で誰かを愛したい、勇気を出したいという強い願望も歌詞に表れています。

 

そして、AメロBメロの歌詞に戻ると

 

扉の前で立ち尽くす

ちっぽけな背中に気づいてほしい

 

はがねのような絆だけが

凹んでいく心を踏ん張らせる

 

・・・こんなところからも、主人公の強烈な自信の無さが見て取れます。

 

そして、そういう時に力(=衝動)をくれるのが、あなたのぬくもりや声。

 

人が、自信がなく誰かの愛を求めている状況から、

 

誰かを愛したり、勇気を出して行動したりなど、「愛を与える」状況に変化する

 

そうなるためには誰かに愛されている(少し言い換えると「誰かの愛を感じる」)ことが

必要である。

 

そうした人間の愛情、パートナーシップの本質が短い言葉に凝縮されています。

 

でも、この主人公は途中から最後にかけて「愛を与える」側に生まれ変わっていきます。

 

間奏明けのフレーズはこう始まります↓

 

誰もが無限の可能性を

抱きしめて生まれてきたんでしょう?ねえ。

 

本人が「自分の可能性を信じよう」と変化し始めていること、そしてそれを彼女に

確認しようとしている姿が見て取れます。

 

そして、自ら希望の道を選び取ることを決心します↓

 

希望とは目の前にある道

どこかに行けると信じよう

 

冒頭「扉の前で立ち尽くし、それを彼女に気づいてほしい」と願っていた主人公から

大きく前向きに変化しました。

 

そして、それを可能にしたのは↓

 

あなたのすべてが僕の衝動

 

・・・そう、彼女の存在そのものなのです。

 

実はこのフレーズも1番2番から進化していまして、

 

1番は「あなたのぬくもりがくれる」衝動

2番が「あなたの声が明日への」衝動

 

1番2番は愛情を彼女からもらう側だったのですが、

 

最後には、彼女から何かをもらう訳じゃなく

 

彼女の存在自体でエネルギーをもらえる、愛情を感じる

 

そういう主体的な存在へと変化しています。

 

そんな主人公、最後にこうシャウトします

 

go for it、 愛情こそが衝動

 

このフレーズから主人公が完全に主体的な存在へと変化したこと

(→go for it=「頑張るぞ!」と自ら宣言する)

そして、自らが彼女を愛せる存在になったこと

(→「愛情こそが衝動」という表現から、自分が彼女を愛するエネルギーと

彼女から愛情をもらうエネルギーの両方が読み取れる)

 

それが見て取れます。

 

以上のように、とても短い曲ではあるのですが

 

短い曲の中に、主人公が愛や主体性に目覚めて立ち上がるという

 

B'zの世界観のベースとなるエッセンスが凝縮して表現されています。

 

この記事を書くために、何回かこの曲を聞き直しましたが

 

やっぱり、何度聴いても最高の一曲です。

 

B'zを好きな方も、そうでない方にも、ぜひ聴いていただいて

 

この曲が持つエネルギーを自らの愛と力に変えて頂けたら嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

台風での被害が最小限であることを願いつつ、素敵な3連休を。

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