昨晩のTBSの歌番組(100万枚以上売れた歌の特集)、とても面白かったです!
青春時代の90年代の曲は全部覚えていますし、
高校生の時に大ファンだったT-BOLANも登場して歌ってくれて
大満足な内容でした。
T-BOLANについても色々書きたいのですが、それはまた日を改めて。
番組で印象的だったのは藤井フミヤさんの「TRUE LOVE」の生歌でした。
私はもともと土曜日朝の情報番組「旅サラダ」をよく観ていまして、そのテーマソング
(未来列車)をF-BLOODが担当しているので
藤井フミヤさんの歌声は毎週のように聴こえて来ますし
その番組の中で、年に1回くらい弟の藤井尚之さんと旅をされるのを観ていて
現在も精力的に活動をされているのは知っていました。
それでも、昨晩TRUE LOVEを聴いて
50代後半なのに声が全く衰えを見せず、原曲キー通りに歌い上げる姿を観て
「この人はすごい、プロ中のプロだ」
「稲葉浩志と同じ、すごいプロ魂だ」
と、勝手ながらすごい尊敬してしまいました。
そんなTRUE LOVEと同じく、藤井さんが作ってランクインしていた曲が
表題曲の「白い雲のように」です。
厳密には、TRUE LOVEはソロ曲で、「白い雲のように」は作曲が藤井尚之さんなので
ちょっとだけ違いますが。
いわゆる元祖「F-BLOODの作品」です。
猿岩石のお二人が歌っているPVがこちらです↓
https://www.uta-net.com/movie/9538/
今改めて聴いてみると、猿岩石のお二人も駆け出しの芸人にしては
とても歌が上手なのですが(特に森脇さん)
発売当時はヒッチハイク番組のタイアップ曲の印象が強く、正直なところあまり関心を
持っていませんでした。
しかし、先ほども書いた旅サラダの藤井兄弟旅特集の中でF-BLOODが
この曲を歌ったのを聴いたとき、
急に歌詞の意味がはっきり伝わってきて
猿岩石さんの歌とは全然違うことに気づきました。
この「白い雲のように」は、一見猿岩石さんのヒッチハイク旅のことを
歌っているように見えますが
本当はそれだけじゃなくて
藤井兄弟そのものを歌っているんだということに。
歌詞を見ていきますと
遠ざかる雲を見つめて
まるで僕たちのようだねと君がつぶやく
見えない未来を夢見て
・・・これ、藤井兄弟のことですよね?
彼らの上京当時の「本当に自分たちは売れるのか?」という先行きへの不安、
とも読めますが
もっと近いのは、この曲が発売された1996年時点の
一世を風靡したチェッカーズを解散して数年が経った時期の
「今後自分たちはどうなっていくのだろう?」という不安です。
一世を風靡した過去を「遠ざかる雲」になぞらえているのでしょう。
でも、そんな状況においても心は「見えない未来」を夢見ている。
栄光の日々が終わっても、なお夢を見ることを忘れない。
その姿勢は、昨日の歌番組での藤井フミヤさんのこの発言にも表れていました↓
「ずっとTRUE LOVEを超える名曲を
作りたいと思っていた」
・・・圧巻です。
この方、本当に50代後半ですか?
素晴らしいバイタリティの高さですね。
・・・曲に戻りますと、
ポケットのコインを集めて
行けるところまで行こうかと君がつぶやく
見えない地図を広げて
・・・栄光によって得られたお金はあるけれど、この先の保証は何もない
でも見えない地図を広げ、やれるだけやってみよう。
そんな決意が表れています。
くやしくて こぼれ落ちたあの涙も
瞳の奥に沈んでいった夕陽も
目を閉じると輝く宝物だよ
・・・この部分は、売れる前の下積み時代の苦労とも読めますが
私には、解散前後の一連の騒動のことと読めました。
チェッカーズは、解散当時とその後のメンバー間のトラブルが諸々ありまして
私もワイドショーの報道を横目で眺めていたくらいですが
「メンバー内で確執があるのは、人気バンドの宿命なのかな・・・」と
胸を痛めた記憶があります。
そんな数々の悔しい思いを糧にして、なんとか前に進もうという
そんな決意表明の歌詞に読めました。
その後は有名すぎるこのサビ↓
風に吹かれて消えてゆくのさ 僕らの足跡
風に吹かれて歩いてゆくのさ 白い雲のように
・・・風に吹かれて消えるように、栄光の日々は過去のものになっていく。
でも、風に吹かれながら僕らはまた新しい日々を歩いていく。
そんな兄弟の生き様を「白い雲」にたとえている。
・・・そのことに、発売から20年以上が経って初めて気づきました。
若い頃に聴いた歌が、時を経ると印象が変わるのはよくあることですが
今回は、時を経たことに加えて、作詞作曲の藤井兄弟の演奏を聴いたことで
歌詞の本当の意味が伝わってきました。
そういうパターンは他にも事欠かず、例えば
PUFFYの「愛のしるし」は、彼女たちの歌を聴くと脱力系メルヘン曲
(=PUFFYの存在そのもの)に聴こえるのですが
作詞作曲した草野マサムネさんが所属するスピッツの演奏で聴くと、
彼女の魅力に圧倒され、愛の幻想と妄想ワールドに浸ってしまう、
気弱で奥手な男性の恋心を歌った歌であることがはっきりわかります。
まさに、草野マサムネという男性そのものを歌った歌です笑
PUFFY 「愛のしるし」
https://www.uta-net.com/movie/36209/7awhzclrBMc/
スピッツ 「愛のしるし」
https://www.uta-net.com/movie/36209/7awhzclrBMc/
こうやって、オリジナルと作者のバージョンを聴き比べして楽しむのも
J-POPの魅力ですよね。
そのことに気づかせてくれた藤井フミヤさん、ありがとうございました。
久々に長くなりましたがこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な休日を。