こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
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本日はB'zのカバーに関する記事を書きます。
数年前、B'zは桑名正博さんの「セクシャルバイオレットNo.1」をカバーしました。
その時の感想はこちらの記事に書きましたが
今回も似たような感想を持ちました。
今回のカバー曲は、TMNの”Get Wild”です。
40代後半以上でJ-POP好きの方はご存知と思いますが
B'zの松本孝弘さんは、もともとはTMNのバックギタリストでした。
また稲葉浩志さんも、デビュー前にTMNのコーラスをやっていました。
B'zの初期の音楽は、TMNの影響を受けたテクノポップ系の楽曲が多く
こんにち世間に認知されているような「ロックバンド」の地位を築いたのは
実は90年代後半以降のことでした。
(94年に出たアルバム”The 7th Blues”、シングルは"Don't Leave Me"あたりからロック調に大きく変わりました)
そのTMNが今年デビュー40周年を迎える記念にリリースされたトリビュートアルバム※の一曲を
(※そのアーティストの曲を関係深い他のアーティストが演奏しているアルバムのことを言います)
B'zが演奏・歌っているのがこの”Get Wild”です。
"Get Wild"はTMNの代表曲の一つで、TMNのイメージが非常に強いので
一体B'zが演ったらどんな感じになるんだろう?と思い
ドキドキしながら聴きました。
・・・・・・
<感想>
B'zの曲になってる・・・
・・・・・・
これ、前回の「セクシャルバイオレットNo.1」の時も思ったのですが
稲葉さんと松本さんはいい意味では個性が
悪い意味ではアクが強すぎて
もはや原曲がどんな曲だったのか分からないくらい
自らの曲に塗り替えてしまっています・・・。
原曲の宇都宮さんのボーカルは稲葉さんより透明度が高く
曲の世界観である「不確実な時代/恋愛への不安と乗り越える決意」を
等身大の若者の姿で歌い上げていましたが
稲葉さんが歌うと、独特の重さが出るというか・・・
サビの最後の歌詞「傷ついた夢を取り戻すよ」の部分を聞いていると
・・・どれだけ傷ついているんだこの主人公は??
・・・と、心配になるくらい重たく響いてきます。
良くも悪くも、稲葉さんのボーカルは重いです。
軽やかなTMN宇都宮さんのボーカルと同じ曲で比べると、それが本当によくわかります。
そして演奏・・・・・・
ギターが目立ちすぎです笑
もちろんB'zファンなので好きですし、嬉しいですが笑
松本さん・・・
どんだけ自分のアレンジいれてるんですか笑
稲葉さんのボーカルは、重たいは重たいのですが
それなりに原曲に合わせて歌っています。
イントロのファルセットを除いては
稲葉さんお得意の高音域も封じています。
しかし、ギターはリフを除いてほぼオリジナルの自由ぶり・・・。
松本さん・・・
ほぼ原曲を乗っ取っています笑
TMNはロックバンドではありません笑
TMNギターの木根さんが、まさかのエアギタリストであり
本当に弾いていたのはバックバンドの松本さんだったことが
数年前の「しくじり先生」で明らかになりましたが
それにしても、明らかにロックの曲ではないこの"Get Wild"に
曲名ならではの「ワイルド」すぎるギターのアレンジ・・・
松本さんが1980年代の発売当時
「本当はこんなアレンジにしかたったんだー!」
と思っていたそのままを表現しているかのようで
もはやこれは「B'zの別曲」と言った方が良いくらいだと思いました。
名曲のトリビュートで久しぶりに楽しませてもらいました。
興味ある方は是非聴いてみてくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日からも素敵な一週間を。