昨日の記事に反応していただいた方々、ありがとうございました。
無事に今年のテニス納めができて、何よりでした。
今日は、今年のテニスを一人で振り返っていたのですが
今年の始まりと終わりで、メンタル面で変わったことが一つあります。
それは、ダブルスの練習や試合をしているときに
自分のメンタル次第で結果が大きく変わると気づいたこと。
特にスクールでは、レッスン参加者の中でどんどん組みを変えて試合をしていきますが
年の始めには、「組むの苦手だな・・・」と思っていたお相手がいました。
同じ方が、年の終わり頃には「なんかこの人と組むと勝てそうな気がする」に変わっていました。
正確に言うと「この人と組んだ時は勝ちたい!」に変わりました。
私は、もともと自分がディフェンスが得意なプレースタイルなので
お相手にアグレッシブでいてくれることを無意識に期待してしまいます。
そして、そのお相手は技術力は私よりずっと上で、いろんな人と組んで勝てる方なのですが
私はその方と組む時
「もっと攻撃的にやってほしい・・・」
と、思っていました。
また、センターのボールを拾う時の声かけのタイミングもなかなか合わず
自分が拾おうとしたのに「はいはい」と後ろで声が聞こえるので任せたら
その方は、その後私が拾う構えをしているのを見てボールを追いかけるのを
やめてしまっていて
まさに「センターのボールをお見合いしちゃいました」あるあるが発生していました。
そんなことが続いたので、「なんか相性悪いな・・・」と思っていました。
話すととってもいい方なのですが。
しかし、年の後半になって、なぜか急に変わってきて
その方が急に後ろで「任せた!頼む」とか
「これは決めてくれ」とか声をかけてくれるようになりました。
そうしたら、自然と自分もいいボールが打てるようになってきました。
またセンターのボールも、自分が「取ります!」と言うと
お相手が「あぁ」と言って任せてくれて次に備えてくれるので
結果そのポイントを獲ることができました。
明らかに、コンビネーションがよくなっています。
「何がきっかけで変わったんだろう?」と考えてみたところ
思いついたのは2つでした。
1:私自身の実力が上がった
2:私がテニスの悩み、弱音をその方に話すようになった
・・・書いてみて気づいたのですが
1と2ってリンクしているんですよね。
「自分の実力が相手に比べてかなり低い」と自分で思っている時には
私は妙にその気持ちをかき消したい、感じたくないと思っていました。
なぜならそれらの気持ちを認めると、
自分はその方と同じ場でテニスをする資格が無い様に感じてしまうからです。
そう言うときに、ダブルスのコンビネーションって成立しません。
そもそも、メンタル的に同じ場に立っていないからです。
でも、自分の実力や成長を自分で感じ、信じられるようになると
自分の弱さや自信の無さを相手と共有することができます。
そうすると、相手からフィードバックをもらったり
相手も相手で「ああ、今この人はこう言う点で悩んでいるのだな」と気づき
無意識のうちに、自分が相手のためにできることを探し出します。
そうすると、自然とお互いをフォローできるようになり
コンビネーションがよくなっていく。
また、自分の実力を自分でしっかり認めると、相手の実力もはっきり認められるようになり
お互いが相手を信頼して任せ、自分のベストを尽くすことで、
自然といいプレーが出てくるようになる。
だから、同じお相手と同じように組んでいても
過去と最近では全然違う結果になるんだと気づきました。
テニスって、本当に不思議なスポーツです。
その時のその人の状況が、そのままプレーに映し出されますし
組んでるお相手とのパートナーシップも、プレーに綺麗に映し出されます。
よく心理学では「投影」と言う概念が用いられ、
「相手に対する思いは自分の心を映し出す鏡」と言われます。
テニスも同じように、自分の心理状態を映し出す鏡です。
だから、テニスをしていると自分のことがよくわかります。
これからもテニスを続けて、いろんな方との交流を通じて
自分自身への新たな気づきや理解を深めていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
だんだん本格的に寒くなってきましたが、明日も素敵な1日を。