こんにちは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。
「自分に優しく」とは自分勝手にふるまうということなのか?とお悩みのTさんからのご相談です。
(以下、ご相談内容になります)
****
前回相談にのってもらいました。
ありがとうございます。
回答してもらって
更なる質問ができてしまいました。
前回の相談で
自分に優しく、自分を好きになることを言われたんですが
家族に自分大好き自分勝手な人間がいます。
自分はしないのにケチばかりつける
人に命令する
人の嫌がることも自分のこと優先でする
人が傷つくことをわざわざ言う
など色々あります。
自分に優しくする?好きになるって
こういう自分勝手でわがままな人になるって事?って
毎回不思議に思ってしまいます。
あと、上記のような人間が家族にいて
かなりストレスをためています。
距離を置くようにはしてるんですが
メンタル的にそこまで元気!って感じでは無いため
定期的にズドンと落ちてしまいます。
こういう人間がいる時の心の持ち方というか
対処の仕方を教えて欲しいです。
よろしくお願いします。
****
(以下、ご回答になります)
****
こんにちは。
この度はご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。
早速ですが、ご質問にストレートにご回答します。
「自分に優しくする/自分に好きになるとは、自分勝手にふるまう事です!」
・・・えー、以上にて回答を終了いたします。
なんて書くと怒られちゃうと思いますので
もう少し真面目に書かせて頂きます。
Tさんにとっての「自分に優しくする/自分を好きになる」の定義を混乱させている要因は
以下の困ったご家族のせいと推察されます。
****
家族に自分大好き自分勝手な人間がいます。
自分はしないのにケチばかりつける
人に命令する
人の嫌がることも自分のこと優先でする
人が傷つくことをわざわざ言う
など色々あります。
****
・・・こんな困った奴にこっちは長年困らされてきたのに
こんな困った奴がこの世から肯定されていいはずはない。
心理カウンセラーたちは「自分に優しくして」「自分を好きになって」って言うけど
それってこの困った家族にみたいになれ、って言うことなの?
この世がこんなワガママな困った奴らばっかりで良いわけが無いじゃない!!
・・・と言った内容をご主張されたいのかなと推察しましたが、いかがでしょうか?
そして、全くもってTさんのおっしゃる通りでございまして
心理カウンセラーが言う「自分に優しく」「自分を好きになる」とは
こんな困った家族のようになることを推奨している、と考えていただいて問題ございません。
要は、感じたまま/ありのままにふるまうことを推奨しているのです。
なぜだかお分かりになりますか?
それは、心理カウンセラーに相談をお寄せいただくような皆さまは
Tさんのご指摘のような困ったご家族のような方はまずおらず
むしろTさんそのもののような、困ったご家族に困らされるがまま、自分の思いを言えない方々だからです。
もう一度「困ったご家族」の特徴を貼り付けますが
****
自分はしないのにケチばかりつける
人に命令する
人の嫌がることも自分のこと優先でする
人が傷つくことをわざわざ言う
****
こんな方が身近にいたら、徹底的にやり返して構いません。
こちらもケチをつけ、命令し、嫌がらせをし、嫌味を言って傷つけてやればいいのです。
しかし、心の優しいTさんはそれをせず、思い悩んでこの「ココロノマルシェ」にご相談をお寄せいただいています。
そう言うお優しいTさんのような方が心理カウンセラーに相談の門を叩くからこそ
我々心理カウンセラーは「自分に優しくして、自分を好きになって」とお伝えするのです。
「自分に優しくする」とは、自分の感じた感情を抑圧せず、そのまま採用すると言うことです。
困った家族に困らされているのであれば、きちんとその気持ちを態度に出し、辞めてもらうように主張するのです。
「いや、それができないから困っているんですよ!」・・・ですって?
では、どうしてできないのでしょうか?
「そんなことをするのは大人気ない」とか、
「相手と同じ次元に成り下がってしまうのが嫌だ」とか、
そう言うお気持ちからでしょうか?
もしそうだとすれば
困ったご家族の方は存分に自分勝手に大人気なく低次元にふるまっているにも関わらず
Tさんがそれをしてはいけない理由は何でしょうか?
どうして困ったご家族は自分に優しく、自分の好きにふるまっているにも関わらず
どうしてTさんは自分の気持ちに優しく、自分の思ったままにふるまってはいけないのでしょうか?
その根底にはいろんなお気持ちがあると思います。
・自分の気持ちを抑えてでも相手に合わせないといけない
・相手の嫌がることは言ってはいけない
・相手に迷惑をかけてはいけない
・もう大人なので子どもっぽい振る舞いをしてはいけない
もしカウンセリングセッションをさせていただくとすれば
Tさんが上記のように思われる理由と背景について掘り下げをさせて頂きます。
おそらく、過去にご家族のためにご自分の思いを抑え込んだり
ご家族にご自分の素直な思いや振る舞いを禁じられたり
そんなエピソードがあったのではないかと推察致します。
それらを一度外に出してみるのは大事な営みです。
(根本裕幸お師匠が推奨する「お恨み帳」を書いてみるのも一つの手段です)
しかし、それらを一通り終えたあとは、今この瞬間と未来に立ち向かうことが必要です。
「自分に優しくする」「自分を好きなる」とは、逆に自分にとって優しくない・自分に好意的でない振る舞いをする相手に対し
ご自分自身を守るために立ち向かうことです。
その振る舞いが多少子どもっぽかったり、自分勝手であったとしても
何よりもご自身を守ることを大切にするのです。
そして、そのように振舞ってみると
困ったご家族もご自分と同じように
自分を守ることに必死になっているだけだと気づく時がきます。
心理学の世界でよく言われる「相手は自分の鏡」です。
そこに気づいたときに、Tさんの心の中に困った家族に対する許しや愛情が沸いてきます。
「アンタも必死ねぇ。アタシもよ」
「ホントに困った奴だけど、しょうがないから許してやるか・・・」
そう思えるようになったときには、もう既にTさんは十分自分に優しく・自分を好きになれているはずです。
人は、自分のいい感情も悪い感情も全て受け入れ、それをそのまま表現できたときに幸せを感じる生き物です。
どうぞ、困ったご家族にイラっときているご自身の気持ちをそのまま大切にされてください。
その感情をそのままに感じ、表現していくことを通じて
「自分に優しくする/自分を好きになる」感覚も自然と身についてきます。
Tさんがご自身の感じたままに振る舞い、ご家族とお互いワガママで自分勝手に振る舞いながら絆を深めていかれることを、私は心よりお祈りしております。
ご参考になりましたら幸いです。
****
(以上です)
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な土曜日の午後を。
****
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー
もるものセッションお申し込みはこちらから。
アナタのネガティブ・影・恐れ・不安を カウンセラーもるもが愛・価値・夢・希望へと変えます。