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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

【ココロノマルシェ】ご相談への回答 -後輩への嫌悪感とストレス-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。

職場の後輩の態度に嫌悪感を抱きつつ、それをなかなか表に出すことができないとお悩みの もみ さんからのご相談です。

(以下、ご相談内容です)
****
いつも読ませていただいています。
後輩指導に悩んでいる社会人3年目です。

私自身について簡単に
・教職、3年目
・学級担任の主担任
・はっきりとした言い方をするところがあり、敵を作ってしまうこともある
・体育会系

後輩は
・新卒1年目、同性
・同じ学級のサブ担任
・運動部ではあったが、ザ体育会系ではない

はじめての直属の後輩として
最初は可愛がってあげたい気持ちが強かったんです。
気にかけて声をかけたり、仕事はまずは1人でもできるような前年のデータがあるものからお願いしたりとしていました。

自分が新卒の時に仕事を任されると居場所があると感じて嬉しかったので、少しでも彼女が「これは自分の仕事」と思えるものを用意しようとしました。
まず年度始めから1ヶ月して他の先生に呼び止められました。
「彼女、隣のクラスの先生に相談してるぞ?大丈夫か?」というのです。
隣のクラスの先生は私が新卒の時の指導教員。体育会系の私にとっては絶対に頭が上がらない先生でした。
分かってやっているのか違うのか、定かではありませんでしたが、なぜ私が頼んだ仕事を私を飛び越えて他の先生に相談するのか?
モヤモヤとはしましたが教えてくれた先生からも励まされ、事前に丁寧な説明をしてから任せるように変えました。

しかし、いくら丁寧に伝えようとしても
私もはじめての後輩指導で要領がつかめず
意図しない事をしてくれる場合がしばしば、、、

ただ大きな失敗!生徒に影響!てことでは無いんです。
例えば、
私は主担任で仕事も後輩よりは多いのですが、生徒掌握を私に頼んできたので別の指導に入るのか?と思いきや職員室で空き時間をとっている とか
採用試験期間にはたくさん空き時間をもらっていたにもかかわらず、任されていた仕事を進めていなかったのでほとんど他の先生たちがやる(でも自分は仕事いっぱいで時間なくて、、、と言ってました)
といった具合です。

後輩に指導しながらも、学級の雰囲気に影響を与えたくない気持ちがあるんですがどうしても許せない気持ちもあります。

無理にコミュニケーションをとる→イライラする→指導→言っても伝わらない→イライラする→学級の雰囲気が気になる→最初にもどる
といった感じで悪循環です。

また、1日に何度も注意するのは両方消耗するので、気になったことを飲み込むことも多いのです。
それもイライラの原因になっていることは
分かっているので言えばいいのでは?と
思うのですが、他の先生や生徒の前で細かいことを伝えるってこっちが悪者になりません?
「返事もっと明るくしないと」とか
「時間は守らなきゃ」とか
いちいち言う先輩なんて下手すれば「オツボネ」って言われますよね、、、。

愚痴についてもおんなじで
話してみるとすごく小さいことだったりするんですね。
気のない返事とか、ちっとも気が利かないとか、日常的だから許せないんですが
他人からみたらそんなこと?て思われて
すぐイビるやつ、てなりそうで。

そしてたかだか3年目なんですよね、私も。
だから自分を棚にあげてるんじゃないか、と
後輩に嫌悪感を持つたびに自分もそうなんじゃないかと苦しくなるんです。
もともと私も誰かの悪口より良い話やおもしろエピソードでお酒を飲みたい口なので、このイライラがいつも不完全燃焼しているのです。
最近はちりつもの火種のせいで、後輩が褒められたり笑っていたりするだけで心がスン、、、となる始末です。

合わないんだ、と残り数ヶ月は諦めることもできますが、
3月に「まぁ、いっぱしになったかな、あなたも私も。」とできればいいたいんです。
ぜひアドバイスお願いします。
****


(以下、ご回答になります)
****
こんばんは。
この度は勇気を持ってご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

拝読していて、もみさんのお悩みは以下の2つに集約されると感じました。

・自分と異なる価値観を持つ人と一緒に仕事をするときに感じる、心のざわつきへの対処法
・もみさんご自身の自信のなさ、他人の目を気にすることへの対処法

以下、それぞれ解説いたします。

<自分と異なる価値観を持つ人と一緒に仕事をするときに感じる、心のざわつきへの対処法>

ご相談文を拝読していて、そもそももみさんと後輩の方とは仕事に対する考え方が異なると感じました。

もみさんのご相談文からは、以下のようにたくさんの「べき」があるという印象を持ちました。

・先輩は後輩を可愛がってあげるべき
・先輩は後輩をたしなめすぎることで職場の雰囲気を悪くすることなく、多少のことは大目に見てあげるべき
・先輩は後輩に対し、新人の時から居場所を見つけられる仕事を用意してあげるべき
・後輩は、直属の先輩を飛ばして他の人に相談すべきでは無い
・後輩は、先輩が忙しくしているのに自分だけ空き時間に休憩すべきでは無い
・後輩は、空き時間に休憩している暇があるなら任された仕事をやり遂げるべき
・先輩(主担任)と後輩(副担任)とは仲良くしっかり連携し、お互いな仲違いして生徒に迷惑をかけることの無いようにすべき
・先輩も後輩もハキハキと明るく返事をすべき
・先輩も後輩も時間を守るべき

これらはもみさんがお仕事をされる上で、ほぼ「前提」とご認識されていることでは無いでしょうか?

そして、書いてあることのいくつかのうちは、体育会系のもみさんにとっては

「こんなこと書くまでもなく、当たり前にやるべきことでしょ?」

・・・そう思われているのでは無いでしょうか?

それゆえに、上記の前提を後輩の方が共有していない(と感じる)ことに対して

自分が「こうするべき」と思うことを後輩はやっていない。

なんでやらないんだろう?

・・・そう思ってイライラされているのだろうと推察いたします。

しかし、もし後輩の方が、もみさんと同じような上記の前提を持っておらず

またその必要性も感じていないのだとしたら

もみさんはどう感じますか?

「そんな後輩は教師失格だ」
「そんな後輩を自分色に変えたい」
「そんな後輩は放っておけ」
「そんな後輩とは距離を取れ」

そんな風に感じるでしょうか?

しかし、上記のことは私が知る限り教員免許を取るために必須の要素では無いですし

おそらく学校にある指導方針?指導要領?のようなものにも書いていないと思います。

つまりは、それらは決まり事ではなく

あくまでもみさんの心の中にあるルールなのです。

そして、もちろんもみさんがそうしたルールを持つことを誰も否定しませんし、できないのと同じように

後輩の方にとっては違うルールがあることを、誰も否定できないのです。

後輩の方にはご本人なりの考え方、ルールがあります。

人はお互いに、自分自身が大切と思うものやルールが全く違います。

体育会系の世界で育ったもみさんにとっては

先輩の作ったルールは絶対だったかも知れませんが

社会人全体のルールとしては、そうした価値観は存在しません。

まずは、そのことをもみさんがしっかりと認識することが大切です。

「教師の職場は体育会とは違う」
「後輩は後輩、自分は自分」

一日100回唱えてみてください。

そして、後輩の考えを否定することなく

なぜ後輩がそう思うのか?そう行動するのか?

後輩の動きを観察したり、直接本人に質問しながらコミュニケーションをとってみましょう。

相手の考えを否定することなく、コミュニケーションを取り続ける。

良好な関係は、お互いがお互いを尊重することからスタートします。

まずはもみさんが先輩として、そのトリガーを引いてあげてはいかがでしょうか?

<もみさんご自身の自信のなさ、他人の目を気にすることへの対処法>

ご相談文の中に「私だってまだ3年目だ」「私を飛ばして他の先生に相談された」などの表現がありましたが

これらの文章を拝読していて

もみさんが教師としてのご自分に自信がおありのかどうか

その点を疑問に感じました。

もし、仮に教師であることにご自分が自信を持てないでいると

後輩の行動一つひとつが、その自信の無さを助長する要因になります。

例えば「他の先生に相談する」こと自体は後輩自身の選択であり

それ自体は何らもみさんの先輩としての存在やスキルに傷がつくものではありませんが

他の先生から「大丈夫か?」と指摘されたことも相待って

「自分が後輩から尊敬されていない証拠」に見えてしまうのです。

実際は、後輩の方はそもそも「先輩に最初に相談すべき」という前提で考えていないだけかも知れず

「誰かに相談したい」と思ったその瞬間に、その場にいた先生に相談してしまっただけかも知れません。

また仕事中に休憩していることについても

後輩の方はもみさんほど「寸暇を惜しんで仕事に励むべき」と思っていないだけかも知れません。

後輩の方はもみさんと同じ職場にはいますが

必ずしももみさんと同じ価値観を共有しているとは限りません。

それだけのことにも関わらず

もみさんが後輩の方の行動を証拠にして

自分の先輩教師としての資質を疑ってしまうのは

とてももったいないことだと思います。

自分が3年目でも問題ないし

後輩が自分以外の人に相談していても

後輩が仕事をサボっているようにみえても

何ら問題はありません。

そしてもっと言えば

もみさんがそれらにイラついて、自分の価値観から後輩を怒ってしまっても

全く問題はありません。

どうにもならなくなったら、必ず先輩の先生たちが仲裁に入ります。

それで良いのです。

もみさんが大切に思っている価値観なのであれば

それを後輩の方にぶつけてよいのです。

そして後輩の方も「はぁ?何言ってるんだこの先輩?」という態度に出てよいのです。

そうやって意見をぶつけあうことで、お互いの考えを理解し

歩み寄れるところは歩み寄りつつ

譲れない一線は守り続ける。

それが、職場の人間関係の自然な姿です。

何ら「忖度された予定調和」や「お膳立てされた世界」や「整った世界」はありません。

だから仕事は面白いし、人間関係も面白いのです。

そうした環境で「3年目の」「体育会系の」先生であるもみさんが

ありのままで日々の仕事と後輩の育成に取り組めばいいのです。

「うまくやろう」とか「わかってもらおう」とする必要はありません。

「私はよく頑張ってきたし、今も頑張っている」
「そんな私が私自身の一番の味方になり、寄り添い、エールを送る」
「私は私のありのままの姿で後輩に接する」

そう1日100回唱えてみてください。

自分の素直な感情を大事にし、ありのままを受け入れ・行動する
相手の価値観を大切にし、ありのままを受け入れる

一見矛盾しているようにも見えるこれら二つの考え方は

実は根っこは同じでして

自分を大切にすることで、相手を相手自身を大切にしていることに気づき

結果として相手の考えをも尊重できるようになるのです。

「相手は相手、自分は自分」

そう心の中で唱えながら、少しずつありのままのご自分とお相手を受け入れて行ってくださいね。

もみさんの先輩教師としての活動が充実した日々となることをお祈りしております。

ご参考になりましたら幸いです。
****
(以上です)

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な日曜日を。

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