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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

【ココロノマルシェ】ご相談への回答 -損な役回りに任命されてしまうのはなぜ-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ(もるも)です。

本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。

職場で他の人に比べて多くの責任ある仕事を任されて損な役回りをしているとお悩みの ののじ さんからのご相談です。

(以下、ご相談内容です)
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28歳、事務(一般職)の仕事をしている女性です。

私は新人の頃から「ゆきんこさんは何でもそつなくこなすから」と言って、なんでも屋のごとく、様々な業務を頼まれています。
例えば、他の人は1人1種類しか担当してない業務を、なぜか私だけ5種類くらい同時に担当させられていたりしました。

そして去年から、ある一つの大きな業務を任されています。
この業務を始めてから残業も増え、有給もほぼ使えていません。
うちの会社の女性陣はほとんどが一般職で、定時で帰ってしまうので、残業しているのは総合職の男性ばかり。
その中で私だけが紅一点ポツンと残業しています。私より早く帰る総合職の男性もたくさんいます。

そもそも、なぜこんなに大変な業務を私が任されたのか。
上司は「今まで男性社員にしか任せたことがなかったけれど、君ならできるから。」などと言っていました。
が、実際はおそらく私が独身ゆえに無限に残業できると思われているからです。

(部内で私以外に独身がもう一人いるのですが、業務をこなす力量がないという理由で候補から外れたようです。)

うちの会社は家庭持ちには非常に優しいので、そういう人にとっては働きやすいと思います。その分私のような独身にしわ寄せが来ます。

現状、解決方法は一つです。早く結婚して独身から抜け出すこと。
元々コロナ前から婚活はしていたのですが、未だに上手くいっていません。

転職するのは正直もったいないのです。結婚したらとても働きやすく、事務にしては給料が良いです。
人間関係にも不満はありません。

未婚・既婚の分担問題はともかく、
思い返せば学生時代のアルバイトの時からそうなのです。いつもどこに行っても、いつの間にか雑に扱われている。
何でもできるし、何でもやってくれる人。

ちょっと頼みにくいことを誰かしらにお願いしなくちゃいけない時、
なぜか私に白羽の矢が立ちやすいのです。
プライベートならともかく、仕事の指示は断るわけにはいきませんし…。

どうして私はいつもいつも、面倒なこと頼まれちゃうんだろう?
損な役回りになっちゃうんだろう?
組織の中でこういったポジションから抜け出すにはどうすれば良いのでしょうか。

ヒントを頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
****


(以下、ご回答になります)
■■■■
こんばんは。
この度は勇気を持ってご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

45歳、総合職&管理職の女性カウンセラー もりあずさ(もるも)よりご回答させていただきます。

まずはご質問にストレートにお答えします。

「やりたく無い仕事は、あれこれ理由をつけて断れば良いのです」

・・・えっ?

何言ってんすかこの人?

仕事なんだから断れる訳ないでしょ?

・・・そう思われましたか?

いえいえ、そんなことは決してございません。

ゆきんこさん(ご相談本文に記載のお名前と差出人名が異なっていたので、前者のお名前を使わせていただきます)が引き受けたその仕事は

他の人が断ったから

あるいは、頼んだ人からすれば、他の人には断られそうだから

ゆきんこさんのところに回ってきたのです。

私自身が管理者で、部下の方に仕事を依頼する立場なので良くわかりますが

基本、仕事を頼む相手は「断らない人」&「ちゃんとやってくれそうな人」です。

断りそうな人

断らないけど、あれこれ理由をつけてなかなか着手しない人

引き受けはしたけどちゃんとやらない人

こういう人に仕事を頼むのは、成果につながらず時間の無駄になりますので

頼む側は、確実にやってくれて、かつ断らない人を選びます。

この「かつ」が大事なポイントでして

確実にやれそうでも、断る可能性がある人については

依頼の優先順位を落とします。
(頼む側としても断られてから他の人を探すのはエネルギーを消耗しますので、できるだけ避けたいのです)

ゆきんこさんにいつも難易度の高い仕事の白羽の矢が立つのは

ゆきんこさんが「ちゃんとやれる」かつ「断らない人」だからです。

ゆきんこさんは「プライベートならともかく、仕事の指示は断るわけにはいきませんし…。」と書かれていますが

それではなぜ、家庭を持たれている同僚の方は仕事の指示を断って良くて

独身のゆきんこさんは断ってはいけないのでしょうか?

「すみません、本日は夜婚活の予定がありまして・・・」
「すみません、本日は夜飲み会の予定がありまして・・・」
「すみません、本日は夜習い事の予定がありまして・・・」
「すみません、本日は夜たまった洗濯物を洗って干さないといけなくて・・・」
「すみません、本日は夜ペットの世話をしないといけなくて・・・」

・・・独身の人にだって、夜にやることはたくさんあるのに

どうしてゆきんこさんだけが仕事の依頼を断ってはいけないのでしょうか?

ゆきんこさんは「現状、解決方法は一つです。早く結婚して独身から抜け出すこと。」と書かれていますが

それでは、結婚された後の生活をイメージしてみていただいて

その時に仕事の依頼が来たら、このように断れるでしょうか?

「すみません、今日は夜早く帰って夕食の準備をしないといけなくて・・・」
「すみません、今日は夜早く帰って主人のご機嫌を取らないといけなくて・・・」

そして、こうして書き出してみると

別に結婚していても、いなくても

仕事を断るにはまずその決断をして

その後にもっともらしい理由を並べれば良いだけはないでしょうか?

いかがでしょうか?

管理職をしている立場からコメントさせていただくと

仕事の頼みやすさは、結婚している/していない 子どもがいる/いない 男性/女性はあまり関係が無く

前述の通り「ちゃんとやってくれる人」かつ「断らない人」かどうかがほぼ全てです。

そして、断られない限りは「まだ仕事を引き受ける余力がある」とみなして

どんどん仕事を振ります。

そこで、どんなに仕事を振った相手が心の中で苦しんでいようとも

それを本人から明確に言われない限り

あるいは本人が体調不良など仕事が遂行できない状態にならない限り

あるいは労働組合などを通じて労基法違反のクレームを受けない限り

仕事を振り続けます。

管理者や仕事を振る側の人の考えって、そんなものです。

ゆきんこさんの心の中までは踏み込むことができないし

するつもりもありません。

ましてやこちら側からゆきんこさんの婚活事情を慮って

振る仕事をセーブするなんてことは

全く考えておりません。

ですので、ゆきんこさんから振ってくる側に向かって主張するしかありません。

さぁ、それなりの理由を作り上げて

勇気を持って仕事を断りましょう!



・・・と、ここまで読まれてどんなお気持ちになりましたか?

お優しい、かつ優秀なゆきんこさんにはなかなか難しいことかも知れません。

でも、その際は「なぜ私は仕事を断ることができないのだろう?」

あるいは「なぜ私は仕事を断りたくないんだろう?」

ぜひ一度、そんな角度からご自分を振り返ってみてください。

もしかしたら、周囲の人からよく思われたい、良い社員でいたい自分

あるいは、周りの結婚していて家庭の事情で忙しい人を助けてあげたい自分

なんだかんだでこの職場が好きで、この職場の役に立ちたい自分

そんなご自分の本音を見出すかも知れません。

そして、そんな本音をこそ一番大切にしてあげてください。

「私は〇〇したいんだから、仕事を断れなくても仕方がない」

そう思えるようになると、仕事を振られることへの不満は減っていきますし

「〇〇したい」と思えない時には、断ることもできるようになります。

ゆきんこさんが職場におけるご自身の本音に気づき

それに基づいて職業生活をまっとうされることを

私は心よりお祈りしております。

ご参考になりましたら幸いです。
■■■■
(以上です)

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。

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