明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

ダブルスのパートナーシップを考える -大人のテニスあるある43-

本日はちょっと語りにくいネタを選んでしまいました苦笑

 

ダブルスのパートナーについてです。

 

私は、試合に出始めたのが大体3年前くらいからでして

 

そのころはダブルスのパートナーってどんな方が良いのかよくわからず

 

スクールで一番仲の良かった友達を誘ってペアを組みました。

 

ただ、当初からうすうすと感じてはいたのですが、私の方にヤル気があり過ぎて

 

個別にコートを取って練習相手を探してきたり

 

馴染みのコーチに頼んで個別練習してもらったり

 

時にはプロのコーチを招聘してどうしたら自分たちがよくなるか教えてもらったり

 

自分がテニスオフに参加していろんなタイプのダブルスプレイヤーと対戦し

 

自分たちのペアにはどんなスタイルが合っているか?をあれこれ考えました。

 

・・・結果、徐々にペアの友達が仕事の忙しさを理由に試合から遠ざかり

 

去年ペアを解消することになりました。

 

明らかに、私一人がヤル気があり過ぎました。

 

私は、テニスのことばかり見ていて、肝心の相手の気持ちを見ることができませんでした。

 

カウンセラー勉強中の身として、もう少し心理的に踏み込んで書くと

 

「自分が試合に出たい」という願望を相手に投影していて

 

相手から出る、自分の願望とは違うサインを見落としていました。

 

その「サイン」とは、仕事の忙しさを理由に試合から遠ざかることでも分かりますが

 

もう一つはっきりとしたものがありました。

 

それは彼女と一緒に飲んでいる時に行ったこの一言です

 

「テニスに対してもやもやした気持ちがある」

 

この言葉を聞いたときに、私はこう返事しました↓

 

「今のスクールの環境がユルすぎるんじゃないですか?」

「試合とかテニスオフとかに出て見ると、また新しい世界が開けますよ」

 

・・・当時の自分に言ってやりたいです。

 

「それはアンタであって彼女じゃないよ」

 

彼女の本心は今考えると逆でして、こうだったと思います↓

 

「試合に出なきゃと思うと純粋にテニスを楽しめない・・・」

「試合のためにテニスすることに縛られたくない・・・」

 

「思います」と書いたのは、本人に直接聞いた訳ではなく

 

解消してから半年以上経った後に飲んだ時に

 

試合に縛られずに練習できることの楽しさや

 

同じクラスのとてもテニスが上手だけど試合に出ない人のことを

 

彼女がとても嬉しそうに語っていたのを見て

 

「ああ、彼女は試合に縛られるのが嫌だったんだな・・・」と

 

私が察した(気づいた)からです。

 

この件を通じて私自身が初めて気づいたのですが

 

人は大事な相手に対してでも、本心を語るとは限りません。

 

特にその「本心」が相手の願望と違うと分かっている時は

 

より本心を語りたく無くなります。

 

場合によっては、自分の本心を無意識のうちに気づかないようにして、意識の外に追いやります。

 

彼女が本件を通じて感じていたのはこんな感情↓だと思われます。

 

「試合が大好きでヤル気満々の相手には気が引ける・・・」

 

「自分は試合に出たくない。そこまで試合に縛られたくない」

 

その本心をしっかり感じることすら、無意識のうちに自分自身に禁じてしまっていたのです。

 

だから「テニスに対してもやもやした気持ち」を感じていたのです。

 

はっきり感じることが私の意図に沿わないと分かっているから

 

「もやもや」という感情になる。

 

そう気づいた時に

 

私は、ここまで仲のいい友達に気を遣わせていたんだな・・・と思いました。

 

それは、友達から私への(広い意味での)愛情がなせる技ですので

 

悪いことではなかったと思います。

 

でも、今後に向けて勉強になったのは

 

愛情からはっきり物事を言わない、場合によっては意識することすら禁じる人がいると

 

自分自身の経験からはっきりと理解したことです。

 

この秋には、別の方とペアを組んで試合に出る予定でいますが

 

今度はペアの方の気持ちを、言葉に出ないものも含めて

 

もっと感じられるようになりたいです。

 

それが、充実したパートナーシップや

 

付随して、試合で良い結果を出すことにも繋がっていくと思っています。

 

そして以前組んでくれた私の友達に、今度会ったらこう伝えようと思っています。

 

「私と組んでくれて、ありがとう」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

コメント一覧

sun-also-rises
>アネッティワールドさん

ありがとうございます。
そうですね、もともと仲の良い友達だったので、できる限り正直に、後でしこりを残さないようにしようと思ったのが大きいですね・・・。

楽しむ・・・の不等式面白いですね。
孔子の言葉↓を思い出しました
『子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者』

近いうちにブログネーム設定します笑

>arabin7さん

ありがとうございます。
モチベーションのお話も面白かったのですが、36歳からテニスを始められて市民大会ダブルスで優勝という戦績は素晴らしいですね!

私も見習って頑張ります。

arabin7
モチベーションの差はしょうがないですよ。
価値観ですからね。
私もパパ友とお遊びサークルから始めたのに一人で勝手にスイッチが入りケンカ寸前で脱退しました。
今は自分で立ち上げた水曜日シングルスサークル(レベル高め)と日曜日に団体戦(そこまでレベル高くない)に出てるサークルに参加してます。
36からテニス始めて10年で今が一番楽しいです。

去年はたまたま日曜日のサークルの仲間と市民大会ダブルスBは優勝したんですけどやる気がないパートナーなので今年は組みません。
レベルよりもやる気が合うパートナーとやりたいですよ。

良いパートナーに恵まれるといいですね。
アネッティワールド
https://blog.goo.ne.jp/osakasingaku
30代の頃までは草トーやある業界の団体戦に参加して
試合に出ていましたが
10年ほどテニスから離れて再開した時は腰痛もあり
草トーに出場したことはありません。

そんな経緯を経てお友達の気持ちもよくわかるし
あなた(なんて呼べばいいのか分からないので)の
考えもわかります。
テニスだけでなくパートナーとの温度差は気持ちのすれ違いが生じやすいですね。
おっしゃる通り話し合いが大切だと思います。
読んでいてペアー解消後も飲み友達としてお付き合いされている事に安堵します。

今はやれるところまでどんどん試合に出て色んな景色を見て欲しいですね。

私は 知る<好き<楽しむ こんな不等式でやっていくつもりです。  
楽しいブログありがとうございます😊
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