晴天の日曜日。
こんな日はドライブへ出かけます。
そして、そのドライブの目的地が、
広島から車で約1時間、東広島市の「伴天連(ばてれん)」。
伴天連は、怖いもの見たさで行ってみたいような、行きたくないような…という気持ちがいっぱいで、
なかなか勇気を持てずにいたスゴイ喫茶店。
なんせ、ホラーですから。
そして勇気をもって、天気のいいドライブ日和の今日、
伴天連へついに到着!
木の生い茂る玄関です。
玄関入るとすぐに三途の川を渡ります。
三途の川を渡る時に不思議なししおとしが。
小便小僧がししおとしに…!
しかも、カラクリがあって、不気味な金属音も聴こえてきます。
反対側には、なぜか「交通安全」のたすきをかけた
仏像が。
ドクロもいる~
そして、三途の川を渡りきると案内が。
入り口まで入るのも気味が悪い~。
足元ばかりに気をとられていたすなっちは、
いきなり頭上に現れたコイツに「ギャッ」と叫ぶ。
そして玄関を開けると、
まっくら!!
まるでお化け屋敷に入るように、
本当に怖くて
足が前に進まない…。
そして、へっぴり腰で段差のある狭い入り口を入ると、
異様な雰囲気の店内。
そこから「ヌっ」と出てきた老人が本物の人間なのか、
それともオバケなのか見分けがつかず、
一瞬ドキっとしてしまった私。
お店のマスターでした。(失礼しました)
店内は、ネタばらしになっちゃうので、
興味のある人はぜひ一度訪れてもらいたいと思います。
遺言書がテーブルに置かれています。
いろんな所から来た方が「遺言(!?)」を書いていってます。
広島県以外のお客さんがなかなか多いことにビックリ。
喫茶店なので、
飲み物のほかはサンドイッチだけですが、
どれも500円。おかわりは200円、記念撮影が500円。
ちょっと前までは有名な毒舌オバチャンがやっていたようですが、
亡くなられてしまったようで、今はご主人がきりもりしているようです。
以前はメニューの名前が
「サリン」だとか「トリカブト」など、あやしいネーミングのものばかりだったとか…。
お店のマスターに、トイレの位置を聞いて行ってみたけど、
入り口に「ICU」と書いてあった。
しかも開ける瞬間、
「うわぁ~!」とまた叫んでしまった。
勇気がないと、トイレは怖くて用がたせません。
とにかく不気味なものがコレクションされています。
あとから入ってきた家族連れのチビッコ達も、
入り口で
「こわいぃぃ~!!おいていかないでぇ~!ひぃぃ~ん」
とビビりまくり。
大人でも怖いですから子供が怖がって当然。
お会計をしようと思ったら、
意外にもマスターが
「ここに来てごらん」と
カウンターへ招き入れてくれて、
しかも写真も一緒に撮らせてくださいました。
最初不気味だったけど、なかなかやさしい笑顔のマスター。
話をきいてみると、このコレクションはもう増やさないと言っていました。
でも、ファンがあやしげなものを持ってきそうな雰囲気。
ここは面白すぎる。
こんなテンションがあがりまくりの喫茶店は、なかなかないと思う。
怖かったけど、お店に来てよかった~と思わせるこのスッキリ感はなんだろう?
日ごろのストレスが取れた気がします。
オススメなので、また友達を連れてきてみたい!!
恐怖を感じてみたい人は是非!!
場所は広島県東広島市下三永。
ちょっとわかりにくいかもしれないけど、
ゴルフ場を少し上がっていったところにありますよ~。
ばかばかしいところが好きです。(失敬)
一番怖いのがマスター。でも、ちょっと会ってみたい。
東京の吉祥寺には居酒屋遊麗(ゆうれい)というお店があります。
http://www.yurei.jp/
お店に入ると「ご臨終で~す。」と歓迎され、
注文すると「うらめしや~」とお礼を言われます。
ここもばかばかしくて好きです。(再び失敬)
おもしろそうで行ってみたいです☆
この伴天連は山のなかにあって、本当にレアな感じのお店です。
店内写真は載せませんでしたが、すごいものだらけです。マスターの奥さん(今は亡くなられた)の趣味だそうで、キャラの濃さにファンも多かったとか