偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●慌ててローカル岡氏を悼む

2006年01月29日 18時43分03秒 | ◎ツッコミ思案0
しまった
今日出ると知っていたらビデオセットしたのにぃ

ふとテレビをつけたら「笑点」に出ていたローカル岡
彼は昨年末(というか、先月半ば)惜しくも62歳の若さで亡くなられた

すっかり現代のお笑いに毒されてしまっているおいらは
はっきり言ってシニアクラス(←あまり適当な表現ではないが)の方々のバフォーマンスを見て
「うまい」と思うことはあっても
吹き出してしまったような経験はあまりないのだけれど
彼はその少ない例の一人だった。

シニアなどとはいったが、おいらが今までローカル岡氏のパフォーマンスを見たのはテレビで3~4回くらいしかなく、しかも最初に見たのも割と最近の事だった。

 それもそのはず氏がソロ漫談家になったのは平成7年だっということだ。
(注:おじさんにとっての最近とは過去10年以内を指す(苦笑))

彼が21世紀のお笑いブームの中でも数々の才能も勢いもある若手芸人たちと較べても遜色ないのは、ひとつにはあの木訥とした茨城弁によるところも大きいのだろう。
そう、テンポは速ければいいってもんぢゃない。
スローテンポでも独特の“うねり”のようなものが心地よかったりする。
大木こだまの“きめ台詞(あえてギャグとは言わない)”なんかもスローなテンポの中から独特なうねりを生み出す(1/fゆらぎか?(笑))

さらに
時事ネタ
実はこれが彼のネタのキモなのだけれど、これは逆に今の若手の芸人には真似できない深さがある。
深さはあるが重くならず実に軽妙に切り飛ばす。
それでいて急がず、前へも出過ぎず
絶妙というのはこういうことを言うのだろう
今日の出演の中では

「姉歯問題」
「アスベスト問題」に絡めたドロボー対策ネタ
元総理への政治献金ネタ

…などなどと新しくも多彩だった

コメディアンには風刺の精神が不可欠だ。
ホリエモンと写メとってもらったり名刺もらったりして自慢しるような若手は今すぐ岡氏の墓参りに行きやがれ。

ローカル岡氏亡きあとは時事ネタを斬れるおっちゃんは三遊亭圓歌だけになってしまったか?
爆笑問題浅草キッドも頑張ってくれ

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