「Free & Easy」という雑誌を知っているだろうか?
知らない人はそのまま一生知らないままでいたほうがいい(笑)
もう少し前だったら
「知っていても知らなくてもどっちでもいい」
と言ったかもしれないんだけど。
それどころか
「退屈で仕方がないというヒトは少しばかりの“笑い”のために手に取ってみたらいい」とアドバイスさえしたかもしれない(笑)。
「Free & Easy」って最初は浜崎あゆみ信者みたいな層が読む本かと思ってた。別冊で「浜崎共和国」なんてムック出してたくらいだから(笑)。
たまに髪切りに行ったときの待ち時間に女性向け雑誌ばかりで他に読むものがねーからってんで仕方なく手にとってみたときの印象だと(笑)70~80年代にポパイを愛読していて、アメリカかぶれが完治しないまま大人になってしまった方々の終末雑誌…といった感じだった。
そんなワケであまり縁のない雑誌だと思っていたのだが今月号はなんと我が青春のアイドル、ロバート・レッドフォード先生が表紙を飾られていたので思わず手に取ってしまった。
今月のテーマのRough & Toughってヘビメタの曲名みたいでレッドフォードにはそぐわないんぢゃないか?なんて思いながらも彼の名前のある記事を探してみる。すると「反逆のヒーローからラフ&タフな精神を知る」と題された特集記事の中にレッドフォードの名前を発見。副題のハリウッドを抱かなかった荒野の7人ってなんだこりゃ?マルボロ・カントリーかよっ(笑)
さてレッドフォード先生の記事…
なんだこりゃ?
もうアホかと
「私がカウボーイを愛する理由は彼らが自身では人生はコントロールでききないものだと知った上で人生を大事にしているからだ。自分は大いなる力のひとかけらでしかないのだと私も知った。」
というレッドフォードセンセーのコメントに対するしめの言葉が
「彼が知った“大いなる力”とは“ハリウッド”とも意訳できないか?」
…っておかしいやろ(笑)
フツーの理解力があれば引用した部分だけ見ても“ハリウッド”と意訳してしまうことのおかしさに気が付くだろう。
カウボーイというくだりから、大いなる力がDIVINE(天の摂理)のようなものを意味しているということは想像にかたくないはずだ。
いまどきのお受験な小学生に穴埋めさせてもちゃんと(大自然とか)書くだろう(笑)
つまりレッドフォードもカウボーイたちと同じように日々の生活の中で大自然への畏敬の念を感じざるを得なくなったといっているのだ。
ここで
「カウボーイにとっての大自然はレッドフォードにとってのハリウッドなんだよ」
というハイパーアメリカンおパカな反論を想定して補足しておこう…。
カウボーイはたまたま大自然を日常生活で感じる機会が多いので肌身でそれを感じているのであって、そもそも大自然の摂理とはすべての人間がそれから逃れられないものなのだ。
「ボクはアクターだけど、人間ぢゃないんだ」
なんてバカな話はあるわけないでしょ?
ついでにいえば彼がユタに牧場を買いカウボーイ・ライフをしていて学んだ哲学なんだってことなのだ。
つまり専業ではないだけで彼もまたカウボーイなのである。
さらに言うなら、仮に百万歩譲って、もし“大いなる力”がこのアメリカン・バ○・ライター(もしくはエディター)の言うように“ハリウッド”なのだとしたら、レッドフォードはハリウッドに屈したことになるが、それだと前半に書いてあるサンダンス映画祭などのくだりと矛盾する。
…っていうか、そもそもそうだったら、ちっとも今月号のテーマのRough & Toughヒーローぢゃねーぢゃん(笑)。
さっきも書いたけどレッドフォードはタフかもしれないけどラフってイメージぢゃないんだけどなぁ。はじめにキャスティングありきのトレンディドラマのような安易な企画ぢゃねーだろうなぁ。
っていうか、ここのライター(もしくは編集者)は前にもインタビューしたといっているけどレッドフォードについてちゃんと知ってるんだろうか?
レッドフォードは「遠すぎた橋」出演以降、ハリウッドから乾されたというようなことを言っているけど、何を以て“乾された”と言っているのだろうか?
以下は「遠すぎた橋」以降レッドフォードが出演した作品の一覧である。
これがハリウッドに干された俳優の出演履歴といえるだろうか?
彼の作品がマイケル・ムーアの「華氏911」のように配給を拒まれたなんて話も聞いたことはないし、だいたい干されていたら監督などできるはずもない。
俳優の政治的発言が嫌われるなんてのはよくあること。マーロン・ブランドなんてオスカーまで辞退しちゃってるんだぜ。多少の批判的な態度は受けたかもしれないが911以降の反戦スター(マーティン・シーンとか…)へのバッシングと較べたら屁みたいなモノだろう。
少なくともレッドフォードのことに関しては“干され”たなんて言葉を使うのは間違いだ。
さて思わず口角泡飛ばしす勢いでブいてしまったので(笑)
ここらで楽しい話題も1つ(笑)
Free & Easyのサイトには17ヶ条なんてのがのっている
→★←
こんなにゴキゲンな17ヶ条は聖徳太子以来だ(笑)
さて再び今月号のネタだけど7ページに「DEAR READERS」ってのがある。
なにやらイタリア系チョイ悪オヤジを見下したようなことが書いてあるが、目クソ鼻くそを笑うとはまさにこのこと(笑)。
『イタリアおやじ』系ファッションが瞬間風速で吹いてブームを作ったとしても、それが短命で終わるのは歴史が証明している。
~どうやらまた『アメカジ』ブームが到来するらしい。~正直、ウンザリである。~トドメは『中年イタリア』誌だ。“イタリアン・アメカジ”などという意味不明のジャンルを捏造し、延命行為に走ることは必至だ。
↑だってさ(笑)
別にレッドフォード先生の件もほおっておこうと思ったけど、こういう排他的な姿勢って他宗を邪教と片づける新興宗教みたいでイヤ~な感じがしたので思わず書いてしまった。
おかげでチョイ悪イタリアンオヤジまで好きになってしまいそうだ(笑)
さっきの「DEAR READERS」の最後は
これを機会にファッションだけではなく、アメリカの『ROUGH&TOUGH!』な精神も同時に学んで欲しいと思う。
…って
貴誌のライター(もしくは編集者)にはアメリカを学ぶ前に日本語の文脈というものを学んで欲しいと思います。
そうそう
もうひとつマニアッアックな発見をしてしまったぞ(笑)
「反逆のヒーローからラフ&タフな精神を知る」って記事のページに斜めの色帯があってそこに「Under Construction」って意味不明の見出しが踊ってると思うんだけど、これは想像するにDTPの作業途中にまだ見出し部分の入稿がなくって“アタリ”の文字いれといたら、最終チェックで誰も気付かずそのまま印刷所にいっちやったってヤツだな…きっと。
或いはここにハリウッドを抱かなかった荒野の7人って文字が入るはずだったのかもね。
…てなわけで、この投稿のタイトルの「○○」ってのは「バカ」って意訳できないか?…ってそれは意訳ぢゃなくって穴埋めだろ(笑)
【おまけ】
数少ないながらも、この雑誌のこの号の中で良かったこと(笑)。
あのブロードウェイ・ジョーの写真が使われていて、しかもその写真があのトニー・トムシックのものだったってこと。……5+5=プラス10点
で
そのページの記事の中にヤクルト宮本という名前が出てきたこと……プラス5点
でも、記事そのものはスポーツ記事ではないにもかかわらずアメフトがわからない人にとってはなんだかよくわからないであろう例えをしていたのでマイナス20点(笑)
知らない人はそのまま一生知らないままでいたほうがいい(笑)
もう少し前だったら
「知っていても知らなくてもどっちでもいい」
と言ったかもしれないんだけど。
それどころか
「退屈で仕方がないというヒトは少しばかりの“笑い”のために手に取ってみたらいい」とアドバイスさえしたかもしれない(笑)。
「Free & Easy」って最初は浜崎あゆみ信者みたいな層が読む本かと思ってた。別冊で「浜崎共和国」なんてムック出してたくらいだから(笑)。
たまに髪切りに行ったときの待ち時間に女性向け雑誌ばかりで他に読むものがねーからってんで仕方なく手にとってみたときの印象だと(笑)70~80年代にポパイを愛読していて、アメリカかぶれが完治しないまま大人になってしまった方々の終末雑誌…といった感じだった。
そんなワケであまり縁のない雑誌だと思っていたのだが今月号はなんと我が青春のアイドル、ロバート・レッドフォード先生が表紙を飾られていたので思わず手に取ってしまった。
今月のテーマのRough & Toughってヘビメタの曲名みたいでレッドフォードにはそぐわないんぢゃないか?なんて思いながらも彼の名前のある記事を探してみる。すると「反逆のヒーローからラフ&タフな精神を知る」と題された特集記事の中にレッドフォードの名前を発見。副題のハリウッドを抱かなかった荒野の7人ってなんだこりゃ?マルボロ・カントリーかよっ(笑)
さてレッドフォード先生の記事…
なんだこりゃ?
もうアホかと
「私がカウボーイを愛する理由は彼らが自身では人生はコントロールでききないものだと知った上で人生を大事にしているからだ。自分は大いなる力のひとかけらでしかないのだと私も知った。」
というレッドフォードセンセーのコメントに対するしめの言葉が
「彼が知った“大いなる力”とは“ハリウッド”とも意訳できないか?」
…っておかしいやろ(笑)
フツーの理解力があれば引用した部分だけ見ても“ハリウッド”と意訳してしまうことのおかしさに気が付くだろう。
カウボーイというくだりから、大いなる力がDIVINE(天の摂理)のようなものを意味しているということは想像にかたくないはずだ。
いまどきのお受験な小学生に穴埋めさせてもちゃんと(大自然とか)書くだろう(笑)
つまりレッドフォードもカウボーイたちと同じように日々の生活の中で大自然への畏敬の念を感じざるを得なくなったといっているのだ。
ここで
「カウボーイにとっての大自然はレッドフォードにとってのハリウッドなんだよ」
というハイパーアメリカンおパカな反論を想定して補足しておこう…。
カウボーイはたまたま大自然を日常生活で感じる機会が多いので肌身でそれを感じているのであって、そもそも大自然の摂理とはすべての人間がそれから逃れられないものなのだ。
「ボクはアクターだけど、人間ぢゃないんだ」
なんてバカな話はあるわけないでしょ?
ついでにいえば彼がユタに牧場を買いカウボーイ・ライフをしていて学んだ哲学なんだってことなのだ。
つまり専業ではないだけで彼もまたカウボーイなのである。
さらに言うなら、仮に百万歩譲って、もし“大いなる力”がこのアメリカン・バ○・ライター(もしくはエディター)の言うように“ハリウッド”なのだとしたら、レッドフォードはハリウッドに屈したことになるが、それだと前半に書いてあるサンダンス映画祭などのくだりと矛盾する。
…っていうか、そもそもそうだったら、ちっとも今月号のテーマのRough & Toughヒーローぢゃねーぢゃん(笑)。
さっきも書いたけどレッドフォードはタフかもしれないけどラフってイメージぢゃないんだけどなぁ。はじめにキャスティングありきのトレンディドラマのような安易な企画ぢゃねーだろうなぁ。
っていうか、ここのライター(もしくは編集者)は前にもインタビューしたといっているけどレッドフォードについてちゃんと知ってるんだろうか?
レッドフォードは「遠すぎた橋」出演以降、ハリウッドから乾されたというようなことを言っているけど、何を以て“乾された”と言っているのだろうか?
以下は「遠すぎた橋」以降レッドフォードが出演した作品の一覧である。
年 | 邦題 | 原題 |
1977 | 遠すぎた橋 | A Bridge Too Far |
1979 | 出逢い | The Electric Horseman |
1980 | ブルベイカー | Brubaker |
1984 | ナチュラル | The Natural |
1985 | 愛と哀しみの果て | Out of Africa |
1986 | 夜霧のマンハッタン | Legal Eagles |
1990 | ハバナ | Havana |
1992 | スニーカーズ | Sneakers |
1992 | リバーランズスルーイット | A River Runs Through It (ナレーション) |
1993 | 幸福の条件 | Indecent Proposal |
1996 | アンカーウーマン | Up Close & Personal |
1998 | モンタナの風に抱かれて | The Horse Whisperer |
2001 | ・・・・・・・ | The Last Castle |
2001 | スパイ・ゲーム | Spy Game |
2004 | ・・・・・・・ | The Clearing |
2005 | ・・・・・・・ | An Unfinished Life |
2006 | シャーロットのおくりもの | Charlotte's Web (声) |
2005 | ・・・・・・・ | Aloft(製作発表) |
2006 | ・・・・・・・ | Untitled Jackie Robinson Project(製作発表) |
これがハリウッドに干された俳優の出演履歴といえるだろうか?
彼の作品がマイケル・ムーアの「華氏911」のように配給を拒まれたなんて話も聞いたことはないし、だいたい干されていたら監督などできるはずもない。
俳優の政治的発言が嫌われるなんてのはよくあること。マーロン・ブランドなんてオスカーまで辞退しちゃってるんだぜ。多少の批判的な態度は受けたかもしれないが911以降の反戦スター(マーティン・シーンとか…)へのバッシングと較べたら屁みたいなモノだろう。
少なくともレッドフォードのことに関しては“干され”たなんて言葉を使うのは間違いだ。
さて思わず口角泡飛ばしす勢いでブいてしまったので(笑)
ここらで楽しい話題も1つ(笑)
Free & Easyのサイトには17ヶ条なんてのがのっている
→★←
こんなにゴキゲンな17ヶ条は聖徳太子以来だ(笑)
さて再び今月号のネタだけど7ページに「DEAR READERS」ってのがある。
なにやらイタリア系チョイ悪オヤジを見下したようなことが書いてあるが、目クソ鼻くそを笑うとはまさにこのこと(笑)。
『イタリアおやじ』系ファッションが瞬間風速で吹いてブームを作ったとしても、それが短命で終わるのは歴史が証明している。
~どうやらまた『アメカジ』ブームが到来するらしい。~正直、ウンザリである。~トドメは『中年イタリア』誌だ。“イタリアン・アメカジ”などという意味不明のジャンルを捏造し、延命行為に走ることは必至だ。
↑だってさ(笑)
別にレッドフォード先生の件もほおっておこうと思ったけど、こういう排他的な姿勢って他宗を邪教と片づける新興宗教みたいでイヤ~な感じがしたので思わず書いてしまった。
おかげでチョイ悪イタリアンオヤジまで好きになってしまいそうだ(笑)
さっきの「DEAR READERS」の最後は
これを機会にファッションだけではなく、アメリカの『ROUGH&TOUGH!』な精神も同時に学んで欲しいと思う。
…って
貴誌のライター(もしくは編集者)にはアメリカを学ぶ前に日本語の文脈というものを学んで欲しいと思います。
そうそう
もうひとつマニアッアックな発見をしてしまったぞ(笑)
「反逆のヒーローからラフ&タフな精神を知る」って記事のページに斜めの色帯があってそこに「Under Construction」って意味不明の見出しが踊ってると思うんだけど、これは想像するにDTPの作業途中にまだ見出し部分の入稿がなくって“アタリ”の文字いれといたら、最終チェックで誰も気付かずそのまま印刷所にいっちやったってヤツだな…きっと。
或いはここにハリウッドを抱かなかった荒野の7人って文字が入るはずだったのかもね。
…てなわけで、この投稿のタイトルの「○○」ってのは「バカ」って意訳できないか?…ってそれは意訳ぢゃなくって穴埋めだろ(笑)
【おまけ】
数少ないながらも、この雑誌のこの号の中で良かったこと(笑)。
あのブロードウェイ・ジョーの写真が使われていて、しかもその写真があのトニー・トムシックのものだったってこと。……5+5=プラス10点
で
そのページの記事の中にヤクルト宮本という名前が出てきたこと……プラス5点
でも、記事そのものはスポーツ記事ではないにもかかわらずアメフトがわからない人にとってはなんだかよくわからないであろう例えをしていたのでマイナス20点(笑)
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