●もうひとりのバティスタ

　昨日「すぽると」の中でとりあげられていた福岡ソフトバンクの新外国人バティスタのことを書いたけど、そのままTVつけっぱなしにしていたら、その2つあとの番組にもうひとりのバティスタが出ていた。
　それはアメリカのプロレス団体WWEの来日興業を特集した番組だった。プロレスなんて大体は勝ち負けの決まったショーなわけで、いまさらヤラセだの八百長だなんて騒ぐ人もいないと思うのだけれど、この団体は特に徹底していて、昨年の来日公演のとき事前に記者用に配られたシートにはその日の対戦カードと勝ち負けまで記されていたそうだ。
　飛んだり跳ねたり痛い目に遭いながら、筋書き通りに演じるのだから大したものだ。日々アメリカ大陸を移動しているタイトなスケジュールの中では芝居みたいに通し稽古なんてできるはずもない。だからといって怪我でもしたら、よほどのスーパースターでもないかぎりそれは即失業を意味する。
　また徹底的な人気商売なので韓国ドラマのようにリアルタイムで興業内容が変更される。だからキャラ作りを怠って人気がおちてもやっぱり失業。ドラマ構成はリング上でのファイトだけでなく楽屋裏にまでカメラは入るのでフルタイムでキャラクターを演じきらなければならない。なにしろ3軍まであるというのだから厳しい世界だ。そのスポーツショービジネスの世界で活躍する日本人が…あ、今回はその話ぢゃなかった、バティスタだった。
　バティスタはそのWWEの今回の来日メンバーの一人。そのバティスタの左腕には「天使」という漢字のタトゥーがはいっている。そのことについてインタビューで聞かれたら

「実を言うとワイフの名前でね。彼女は日本の人だよ。彼女の母が描いてくれたものを彫ったんだ」

　なるほど、ごっついイカついくせに何が“天使”やねん…コイツきっと意味わかってへんがな思とったら、なんや嫁が日本人やったんかいな…ほなしゃ～ないわな
…天使ちゃんかい、確かにそんなんようけおるがな…
…って、いるかぁーっ！
どーいう名前やねん！
テテテテ天使ぃ？、テテテテ天使って

…と今回は長めのノリツッコミでした<m(__)m>