次世代の識別番号
突然、友人からメールを見ろという電話。電話かメールどっちかにしてくれと思ったが、そいつからの連絡は大抵の場合、トラブルかんけーなので、ああ添付かなと思った。
ウィルスでも添付してやがんじゃねーだろうなと一応は警戒してみる。
しかし添付はなく、URLらしきものが一行書かれているだけ。
「ちょっとそれクリックしてみて」と友人
んなもん、おいそれとできるかよとツッコミをいれつつ、説明を求めた。
彼の話をまめるとこうだ↓
1.彼はブロガー
↓
2.トラックバックがきた
↓
3.お礼コメントを書きにそのTB元ブログにいった
↓
4.コメントを書いたついでに、コメントの他のコメント者の名前を何気なくクリックした
↓
5.コギャル風(←死語?)セルフエロ写メサイトだった。
↓
6.そこにあった「友人もよろしく」というリンクをクリック←おいおい(^_^;)
↓
7.さらに「もっと見たい方はここをクリック」というのをクリック←おいおいおい(^_^;)
↓
8.そこには恐るべき画面が?????
彼は「7」のURLをメールで送りつけてきたのだった
つまり、おいらを巻き込んで“現場検証”させようってハラなわけだ(笑)
話をざっと聞いた限りでは安全だと思ったのでクリックしてみた。
なんで、そう思ったか?
前にも書いたけどおいらのメインマシンはMacintoshだ。
マックはほとんどのネットの災いに対して強いのだ。
ぶっちゃけそれは
世間との互換性が低い(笑)
ということに起因している。
windows用ウィルスはもちろん関係ないし、マックの場合システムの構造上、ネットを介してシステムに作用するということはまずない。
なにかダウンロードして解凍するという段階を経ない限りはシステムに影響をおよぼすことはまずないのだ。
もちろん、Mac用ウィルスも存在するけど、相対的に種類が少ない。
アドウエアなんて見たことない。
まぁ、OS XはUNIXベースになったので危険に対しても互換が高まったという話だが(苦笑)
また、webによくある“チープなハッタリ系のシカケ”も見破り易い。
例えばよくシステム風のダイアログが突然全面に出ててきて
「Your system is infected」
などとリンクをクリックさせようとする、ウィルス除去ツール業者がいたりする。
そういうのは実はシステムとは無関係の単なるHTMLのサブウインドウだったりするから、それをマックで見てるとどっちらけもいいとこ(笑)
マックでそんなカタチのウインドウ出てくるはずなーいじゃーん(笑)…みたいな。
そういうのはMac上で見る限り、日本語がほとんどわからない外国人に「10回クイズ」をしかけようとするくらい間抜けに映る。
それでもどこかで間違ってクリックして「●●.exe」というのがDownloadフォルダに落ちることがあるけど、んなもんマックには全く意味がない。
以上、少数派だからこそ都合のいいこともあるという例でした。
そういえば花火大会見にいったときも、ドコモやauが不通な状況で、ピッチ使っているおいらだけアンテナ3本立ってたなんてことがあったっけ。
でも、そういう場合は「ちょっと、貸して」といわれるから、得なことではないんだけどね(笑)
え~と、なんだっけ
そう
クリックして出てきたのはこんな感じの画面↓
(各種数字・記号については念のためいじってあります)
以下の情報を基に登録させて頂き入会手続きを完了しました | |
ご利用中のパソコン | Mac |
ご利用中のソフトウェア | インターネットエクスプローラー 5 |
現在接続中のIPアドレス | 192.168.00.00 |
登録日時 | 2005年04月07日21時10分02秒 |
ご契約中のプロバイダー | 192.168.00.00nanno-nanigahi-net.ne.jp |
お客様のユーザー識別番号 | 1234567890 |
専用パスワード | abcdefg12345678 |
ご利用料金のご案内 | |
ご利用期間 | 90日間 |
ご利用料金 | 29,000円 |
お振込み期日 | 2005年04月15日 |
お振り込み先のご案内 | |
振込先 | ●●銀行 ●●●支店 普通 xxxxxxx ユ)●●● |
振込人名 | xxxxxx←これもなぜか番号 |
【ユーザー識別番号】 お客様が当サイトへ登録時に弊社が割り当てた次世代の識別番号です。あなたの使用されているパソコンの情報、プロバイダーの情報等あなたが当番組を利用した固有記録になり現在インターネットに接続されている所在地情報とご利用時間等を記録し通話記録と同様に利用料金請求の根拠として保存させていただいております |
いやだよ、おまいさん(笑)
きょーび、こんな情報(接続IPとか)、掲示板でも表示されるところあるわ
まぁ、「次世代の識別番号」という名の「乱数」を表示させてるところが工夫といえば工夫(笑)
でも、どうせやるんだったら、同じIPからのアクセスの場合は同じ数字を表示させるようにしておけば多少なりとも威嚇になったのにね
…ってアドバイスしてどうする(笑)
一般的に言って、接続IPから個人を特定することは限りなくムリ
固定IPでなければさらに安心だ
まぁ、テレビカメラの前で、あっという間に、ネット詐欺の住所をつきとめてしまったという、ストーカーバスターとしても知られるA研究所のHY氏のような猛者もたま~にいるから、ものごとに“絶対”ってのはないんだけど、でも、そんな技術があったらエロページなんてケチなシノギをやるわけない。
で、その友人に言ってやった
「その怪しいコメント、そのブログ主にも教えてゃったほうがいいんじゃないの?」
「…うーん、でも、そのブロガーもグルだったら、っていうか自作自演だったらこわしい…」
「なるほど」
…とは言ったものの、なんでこわいんだろう?
どっちにしろ匿名性は保たれているのに…
ああ、そうか、ブロガーたるものとりあえずは「居を構えて」いるから何か嫌がらせされたらコワイってことか
掲示板のように荒廃したブログを見ないのはそういうことなのか
で、今回のことでいちばん気を使ったのは、その友達に、おいらがブログをやっている…って情報を知られないこと(笑)
知り合いにはまだ教えてないのだ
いまのところまだ告知する決心がつかん
だからしらじらしく
「ああ、トラックバックね。で。それなに?」なんてボケてみたりしてね。
結構\、ドキドキしてるんじゃないかな?
ケータイでも、同じ手があるよねぇ、あなたの電話番号は、とかのやつ
でも、よくみると振込み先が普通口座
いへ、友達に安全宣言はしてあげましたよ
そんなもんインチキだから安心しろと
ただ私がブロガーだという事実を伏せているだけです(笑)