●報道番組に無用の演出。

　資源エネルギー庁のムダ使いを報じるニュース。
内容のない業務マニュアルが一冊40万円だと。
それだけで、あきれるには充分なのにテレビって無駄な演出を施してグダグダにしてしまう。

白々しく本屋の売り場にカメラが入る
「果たして40万円の本など存在するのだろうか」という芝居がかったナレーター
「すみません、ここに40万円の本って売ってますか？」とレポーター
あきらかに打ち合わせしてたと思われる店員がシロウト芝居で振り返り

「いえ、ありませんが、こちらの辞典だと8000円なので50冊分で40万円、丁度この棚一個分ですね」

…それって、レモン50個分やドーム15個分と同じくらい難解なたとえだぞ
っていうか多分そのイミダスくらいのサイズの本ぢゃ、50冊程度じゃ棚は占領されないと思うし…

だいたい大型店舗の書店なのに8000円が一番高い本って“設定”も無理矢理だ。
美術書とか写真集売り場にいったらン万円の本なんてざらにあるって…

ヘルムート・ニュートンの作品集「SUMO BOOK」は20万円だったし
モハメッド・アリの写真集「GOAT」のコレクターズ版は39万円だ（惜しいっ（笑））

とにかく、過剰でアホな演出は報道番組の品位を下げるだけだからやめてくれ
この局、せっかく、夜のキャスター（+解説委員）は頑張ってるのに

…うーむ
ヘルムート・ニュートンの作品集のシリアル番号1の競り値は30万ドルとな！
フツーのやつも取引価格は3倍以上に値上がってるぞ
買っておけばよかったよ…な～んてな

っていうか資源エネルギー庁のホームページ受注したいな
年間予算12億円だってさ（笑）