私見であるが、サルミアッキにおけるテイストの潮流は、大別して3つに分けられると考えられる。
第一世代は、リコリス・エキスと塩化アンモニウムの組み合わせ。(ストレート)
第二世代は、ミント成分の追加(スースー感)
第三世代は、辛み(ホット)成分の追加
このことから、彼の地では刺激成分を複合化させることが、サルミアッキの進化の形のようである。
本日の一品は、第三世代に分類されるサルミアッキである。
フィンランド・ヘルシンキにあるFazer社の製品であるが、同社の他のサルミアッキ製品がノルウェー製なのに対し、これはフィンランド製である。
でも、TYRKISK PEBERというネーミングは、なんとなくフィンランド語っぽくない。
袋の製品説明としてフィンランド語で、SALMIAKKIPIPPURIKARAMELLEJA という表記なっている。サルミアッキ・ペッパー・キャラメルということであろうか。
この一品は、先月フィンランドから来日し、日本を楽しんだVさん、Lさんから頂いた。感謝!
上の写真に写っている手はVさんの手である。ちなみに、VさんのハンドルネームはVlumiさんといい、下記のサイトで写真日記等を公開している。
フィンランドの風景だけでなく、来日中の写真なども見ることができるので、ご興味のある方はどうぞ。http://vlumi.net/
【テイスティング】
形状は、2.2cm×1.8cmの楕円形、最大厚さ1cm。キャラメルと書いたが、実際にはハードキャンディ(飴)である。
写真では表面につぶつぶしたものが写っているが、袋を開けた時点では、表面に茶色い粉状のものがまぶされ、サラサラしていた。
しかし、湿度と温度の影響からか茶色い粉が溶けてしまい、このブログを書いている段階では飴同士がくっ付き合っている状態だ。
口に含んだ時点で、まず従来のサルミアッキと違う風味の存在に気付く。
なんとなく唐辛子(チリパウダー)っぽい風味だ。それと同時に甘草エキスの風味も感じる。塩気も感じるが、それほど強くはない。
舐めているうちに、中に詰められているものが溶け出してくる。ちょっと辛くてしょっぱい液体で、口の中がだんだん熱くなる感じだ。でも日本などで辛いといわれる食品と比べるとそれらには遠く及ばない程度だ。ただし、食べ終わった後でも、刺激は弱いながら残り続けるという特徴がある。
袋には、辛さを表す炎のマークとその説明が描かれている。
炎1つで、MILD。
炎2つで、STRONG。
炎3つで、HOTTEST。
ちなみに、この製品は炎3つのHOTTESTということであるが、日本人にはこのランク付けは合わない気がする。
私にとっては、せいぜい炎1つである。
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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月12日(月)
場 所 | 日の出 | 日の入り | 日の長さ |
UTSJOKI ウツヨキ フィンランド北端部 | なし | なし | 24時間00分 |
ROVANIEMI ロヴァニエミ 北極圏から南8Kmラップランド最大の都市 | なし | なし | 24時間00分 |
OULU オウル フィンランド北部の大都市 | 02時31分 | 00時07分 | 21時間36分 |
HELSINKI ヘルシンキ フィンランド南端部 | 03時58分 | 22時44分 | 18時間46分 |
※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
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