そろそろ生立ちについて続きを書こうと思っている。
思い出すと気持ちが落ち込んで生活に支障をきたす。
でも心の奥で疼く物を何とかしたいと思っている。
苦しいけどゆっくりゆっくり過去を解いていきます。
昭和55年、9歳になった私のプライベートの写真は一枚もない。
だからアルバムも無い。
新学期に撮るクラス写真が唯一の小学生の写真だ。
洋服もおばあちゃんが知り合いからもらってくれたお下がりだけだった。
その中でもお気に入りは沢山あった。
美容院も行った事が無かった。
勉強も三年生から全く分からなくなった。
乳児院から弟が退院して再び一緒に暮らせるようになった。
私は放課後、オムツを持って弟を連れて遊びに行った。
最初は珍しがって色んな友達が家に招いてくれた。
そのうち誰も遊んでくれなくなった。