『テレフォン人生相談』と言うラジオ番組があり、
そのパーソナリティの一人に
加藤諦三先生と言う人がいる。
社会学者で早稲田大学の名誉教授の方。
ここ数年地上波はほとんど見てなくて、You Tubeを垂れ流している。
いつからかその『テレフォン人生相談』がくり返しくり返し流れるようになった。
相談はさまざまで、不倫問題、職場の人間関係、借金、とかが多い。
一見関係なさそうな相談に、相談者の年齢、家族の構成、家族の年齢まで聞く。
お金の相談なんかで、弁護士が回答者で、法律により白黒はっきり出来る時はスバっと回答するが
人間関係の相談は、ああしたらとかこうしたらとか、決して言わない。
ひたすら相談者に話させて、パーソナリティはちょこっとヒントを出す感じ。
相談者は話すことによって自分で相談内容を整理でき、答えを導き出す。
その中であまり恵まれない家庭で育った人が相談者の時は、
家族構成を聞き取った後、加藤諦三先生は、
「あなたよくここまで生きて来られましたね」
「あなたが自分を認めたから、きっと人生はひらけます」
こういうセリフをよく口にされる。
私はこのセリフの時、決まって泣いてしまう。
ボロボロと泣いてしまう。
だから、一人の時しか見ない。
このセリフを言って欲しくて、本気でテレフォン相談に電話しようかと思った。
でもやめた。
勇気無い。
それで、自分で自分に言ってあげた。
「あなたよくここまで生きて来られましたね」
「あなたが自分を認めたから、きっと人生はひらけます」
そう、私の人生はひらけます!