Art Birds ステンドグラスshop &教室

東村山でステンドグラス教室をやってます
日々の出来事や作品の紹介、販売、趣味のクラシックギターの話などを書いています。

感性あっての技術。技術あってのアート

2012年07月13日 | アート

アート「art」 の語源を調べてみると


アートの語源は、ラテン語の「アルス【ars】」で、「技術」や「人工(のもの)」との意味。
これはギリシャ語のテクネ「τεχνη【techne】」の訳語とされ、
【techne】は【technic】(技術)の語源でもある。
このように、ラテン語の「アルス」や英語の「アート」は、近代まで技術の意味が強く、
現在でいうところの芸術の概念は「よい技術」や「美しい技術」と表現され、むしろ第二義的なものであった。

別の出典をみてみると

[ars]とは、なにかというと、ラテン語の辞書にて参照してみると、[ars]とは、わざ、手腕、技術、学術、芸術、技芸や手仕事の意など。
また、技術の理論、法則や手引き。また、手練手管やごまかし。
さらに芸術の仕事や作品の意とあります( この参照は「古典ラテン語辞典」から )。


参照
http://www.soumei.org/artist-information/art.html

な~るほど

手練手管やごまかしには笑ってしまいましたが、特に映像なんてそのとおりです。

最近は「アート作品にはテクニックなどいらない、感性が最優先」

てな考えの元のみに制作された作品が多いように思えますが、やはり技術あってのクオリティー。

つたない中にもきらりと光る物がある。

というのはただのスタート地点、新人や学生向けの批評であって、

へたくそな作品を素朴なテイストと呼ぶのはなんか違う。

そうかと思えば

テクニックのみを追い求め、そこにはまり込み、ひけらかす作品も多いかしら。

「うまいんだけどつまんない」

というのがそれ。

アートって難しい

技術と感性 技と芸術性

でもどっちが先に立つかというと、やはり感性でしょうか。

表現したいものがあっての、表現したい心の要求があってこその、テクニック。

そこを忘れてはいけないと思うのでした。

でも現実は・・・・仕事となってくるとそこをおざなりにしがち。

要求される物を経験と技術から作れちゃうんだもの。心が入ってなくてもね。

またそうじゃないと仕事にならない事もあるのです。

お金にならない事もあるのです。

世の中って難しい・・・・・・

でも、

表現したいという心の要求と渇望。そういう物に出会えたことに気づく心のアンテナ

やっぱりそれがなきゃ始まらないのでした。

それ無しではストレスがたまる一方。


な~~んてたまにはアカデミックに色々と考えてみたりもするわけよ、あたくしでもね。


              

             技術の粋を極めた画 
            これはこれでよいのだ。

コメント
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