アート「art」 の語源を調べてみると
アートの語源は、ラテン語の「アルス【ars】」で、「技術」や「人工(のもの)」との意味。
これはギリシャ語のテクネ「τεχνη【techne】」の訳語とされ、
【techne】は【technic】(技術)の語源でもある。
このように、ラテン語の「アルス」や英語の「アート」は、近代まで技術の意味が強く、
現在でいうところの芸術の概念は「よい技術」や「美しい技術」と表現され、むしろ第二義的なものであった。
別の出典をみてみると
[ars]とは、なにかというと、ラテン語の辞書にて参照してみると、[ars]とは、わざ、手腕、技術、学術、芸術、技芸や手仕事の意など。
また、技術の理論、法則や手引き。また、手練手管やごまかし。
さらに芸術の仕事や作品の意とあります( この参照は「古典ラテン語辞典」から )。
参照
http://www.soumei.org/artist-information/art.html
な~るほど
手練手管やごまかしには笑ってしまいましたが、特に映像なんてそのとおりです。
最近は「アート作品にはテクニックなどいらない、感性が最優先」
てな考えの元のみに制作された作品が多いように思えますが、やはり技術あってのクオリティー。
つたない中にもきらりと光る物がある。
というのはただのスタート地点、新人や学生向けの批評であって、
へたくそな作品を素朴なテイストと呼ぶのはなんか違う。
そうかと思えば
テクニックのみを追い求め、そこにはまり込み、ひけらかす作品も多いかしら。
「うまいんだけどつまんない」
というのがそれ。
アートって難しい
技術と感性 技と芸術性
でもどっちが先に立つかというと、やはり感性でしょうか。
表現したいものがあっての、表現したい心の要求があってこその、テクニック。
そこを忘れてはいけないと思うのでした。
でも現実は・・・・仕事となってくるとそこをおざなりにしがち。
要求される物を経験と技術から作れちゃうんだもの。心が入ってなくてもね。
またそうじゃないと仕事にならない事もあるのです。
お金にならない事もあるのです。
世の中って難しい・・・・・・
でも、
表現したいという心の要求と渇望。そういう物に出会えたことに気づく心のアンテナ
やっぱりそれがなきゃ始まらないのでした。
それ無しではストレスがたまる一方。
な~~んてたまにはアカデミックに色々と考えてみたりもするわけよ、あたくしでもね。

技術の粋を極めた画
これはこれでよいのだ。