「時代小説の超新星の登場である」とPOPにあり、気になって取り合えず2冊読んでみた
読後はなんとなく切ないような、胸がキュッとするような感じでした。
短編集なんだろうけども、登場人物が交差して進む物語は、あの人の末路はこうなるのかとか
あぁ~落ち着くところに落ち着いたのねなんて、ほんわかしちゃう感じもあり、とても楽しく一気に
読んじゃいました
「義理と人情を 秤にかけりゃ 義理が重たい 男の世界」と確か高倉健が歌ってたよね。
ってことは、
「義理を通すのが男の道 人情に流されるのが女」ってことになるのかしらね
鷺の墓 (時代小説文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川春樹事務所 |
【あらすじ】
藩主の腹違いの弟・松之助警護の任についた保坂市之進は、周囲の見せる困惑と好奇の色に
苛立っていた。
保坂家にまつわる因縁めいた何かを感じた市之進だったが…(「鷺の墓」)。
瀬戸内の一藩を舞台に繰り広げられる人間模様を描き上げる連作時代小説。
雀のお宿 (時代小説文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川春樹事務所 |
【あらすじ】
山の侘び寺で穏やかな生活を送っている白雀尼にはかつて、真島隼人という慕い人がいた。
が、隼人の四年余りの江戸遊学が二人の運命を狂わせる…。
心に秘やかな思いを抱えて生きる女性の意地と優しさ、人生の深淵を描く表題作ほか、
武家社会に生きる人間のやるせなさ、愛しさが静かに強く胸を打つ全五篇。