なんでこんなに暑くなってからお出かけが続くのかしらね
今日は芝大門にある会社へ打ち合わせに
直行のお許しが上司から出ているので、行きは仕事がひと段落しているオット殿に先方まで送ってもらい楽チン
先方に到着すると、委託先の外部のシステム会社の人も来ていて、なんだか意外と大所帯での打ち合わせだった。
席へつく間もなく名刺交換となったんだけども、何やらシステム会社の一人が前に私に会ったことあると言い出した
フル稼働で頭の中を検索かけても、この暑さで壊れたのか該当者なしの悲しき結果。
結構特徴のあるイケメンだし、物腰も柔らかいしで印象に残っていそうな好青年なのに残念
一応遠慮しつつもどかどかと質問を投げかけ、現在のシステムのバグや使いにくさをトクトクと語り
気が付けばもうお昼。
言いたい放題をお詫びし、いつもお世話になっているY女史も呼んでもらい、総勢10人弱のチームみんなでランチへ
先日のよに社食へ連れて行かれることもなく、ちゃんとしたお店でした
お店を出たところで、Y女史に小声で駅はどっちかと尋ねた。
「ねぇねぇつかぬ事をお伺いしますが駅どっち??」
「えっ来る時はどこからきたの??」
「えっ家から」
「いやいやそうじゃなくって、何線できたの??」
「今日の私は駅は通ってないのだよ明智君!?」
「まっまさか送ってもらったとか言うんじゃないでしょうね」
「そのまさかなのだよ明智君」
といささか奇天烈な会話をしつつ、駅の所在を教えてもらった。
きっとY女史は心配だったのであろう、駅まで送って行くと言い出した
しかしこの暑い中そんなことまでしてもらっては申し訳ないし、大きな通りにさえ出られれば後はなんとなく
大丈夫だろう。
目的地にはこのなんとなくは通用しないのだけれど、帰巣本能だろうか帰り道はこのなんとなくがかなりの
確立で的中するのだ
喫茶店の会計の際に伝票を奪い合うオバタリアンのよに、送っていく送っていかないを繰り返していると、同席していた
システム会社の人達が駅へ行くと言うので、ついて行くことに
駅が分からないなんて、きっと彼らからしたらどんだけ方向音痴なのだろうかと思っただろうね
駅へ向かう道中、私の記憶から抹消されてしまっていたイケメン君が我が社へ来社した時の思い出話を始めた。
散々一番大きな取引先だから粗相のないようにと脅されて到着したら、こじんまりとした事務所で別の場所に
オペレーション専用の部屋があると思ったらしい。
実際に作業は私一人でやっていると知って心底たまげたそうな。
まぁ私一人とは言っても、9割はPCがやるんだけどね
当初からそうだった訳ではなく、一人でできるように新たな機能を追加してもらったり、こちらの要望に合わせ
先方にも無理を言ったりしてようやく完成したのだ。
実際に私がその作業に取られている時間は一ヶ月の25~30%だと言うと、一度システムを見せてくれと言い出した
おっとっと。
それは私の判断領域を超えているので、直接上司に掛け合ってくれと伝えたところで駅に到着した。
人に我が社の基幹システムを見せるなんて、どうあっても無理な話だろう。
うちみたいなアイデア勝負の会社は簡単に真似されて、より使い勝手の良いシステムを作られちまうだよ。
ましてや相手は誰でもが知っている大きな企業、イケメン君もなんてことを言い出すのだろう
もちろん私が作ったシステムではなく、委託しているコンピュータ会社のSEさんなんだけど、他人に褒められるって
嬉しいね。
この喜びをなんとなく分け合いたくって、用もないのにSEのSさんに電話してみた。
今日の事の顛末を話して、先方が興味津々だったこと、褒めてたことを伝えた。
電話越しでも大きく胸を張った感じが伝わってきた
うんうんそうだよね。
やっぱし嬉しいよね
「うまく乗せられても絶対に見せちゃダメだよ。その時は同席するから」と阿呆な私への忠告なのか、
応援隊長なのか分からん言葉で電話を終えた。
暑さでのぼせてうっかり余計な約束しなくて良かったわ
危ない危ない・・・