仔猫を保護しました。
年月が過ぎ、始めは人間の王が神々たちから言葉を受け取り民衆に伝えていたのだが
やがて、後継の王が神々を畏れて逃げ出したり、あまりの責任の重さにたえきれず自らの命をたつものも出てきてしまい
繰り返される神々や精霊たちと人間との誓いは、何度も破られ、
人間は増えて、争い、美しい地球の大地を血で汚すのだった
さて、ヨブ記というものがある。
ヨブは、信仰にあつく家族や財産に恵まれ何不自由のない暮らしを送っていたが、
ある時悪魔が天の許しを得て、ヨブの大切な家族や財産を奪い、皮膚病にしてしまう。
ここで注目すべきところは、悪魔は天の許可を得て動いているというところである。
悪魔が好き勝手に動いているのではなく、人間が病にかかるときには大いなる意志により実行されている。
地球は魂の学びの場である。
それぞれに段階は違うが、天使と悪魔を人間に働きかけることで天は試験を行い、記録している。
何を成し遂げたのかより、病にかかってヨブが天を恨むのか、信じるのかを愛をもって見ている。
私達魂が一度きりなら、こんな不平等はない。
魂の過程で皆平等になっている。
続く
王の後ろに花嫁衣装を着たハンナがいた。
約束の場所には、祭壇に三角形につみあげられた果物や饅頭のような供物が捧げられていた。
王はハンナを祭壇の中央に立たせ、空に向かって叫んだ。
「偉大なる神々たちよ、精霊たちよ、お約束通りに致しました。」
すると辺りが暗くなり、強風が吹き荒れた。
「人間の王よ、娘を置いて立ち去りなさい。」
強風が吹き荒れるなか、王はハンナを祭壇に残し立ち去った。
ハンナは祭壇にしがみつき、今にも吹き飛ばされそうである。
次の瞬間何かがハンナをとらえ消えてしまった。
王が振り返ると、そこにはばらばらになった祭壇が無惨にも壊れ散らばっていた。
王は、
地面に頭を垂れ、無力さと人間の儚さに泣き叫んだ。
続く
家猫のアンちゃんとエルちゃんが1歳になりました。
ささやかながらもお祝いしました。
今日はやたらと8888というナンバーを目にしました。
鳳凰雲もみかけました。
もうすぐ12歳になる娘ハンナは月夜の晩に両親と最後の別れを惜しみ涙を流していた。
「お父さん、お母さん、私とても怖いわ。明日、死んでしまうの??私はどうなるの?」
倒れそうになる母親を抱えながらハンナの父親は涙で顔がグシャグシャになりながらハンナを優しくなだめた。
「かわいいハンナ。愛する我が娘よ!お前は明日神々様の花嫁として選ばれたのだよ。お前は私の自慢の娘だ。ああ、なんて天は無惨な仕打ちをなさるのだ。身代わりになれるのなら私の命を捧げたいくらいだ。。」
それは半年前、人間の王が精霊である龍と話していた。
龍が王の頭上を通るとまるでジェット機が通るように今にも吹き飛ばされそうになるのを必死で木にしがみついていた
「龍よ!怒りを鎮めたまえ!」
龍は人間の王に怒りながら言いはなった。
「人間の王よ!約束を破ったのはなぜだ!」
「人間は強欲だ!立ち入ってはならぬ領域に入り込み、神聖な場所を汚すとは何と愚かな人間だ!王には、立ち入ってはならないと言っていたはずだ。その者は、好奇心から神聖な場所に立ち入り神木に尿をかけ、枝を切り火を起こし生臭い煙を充満させ、神々の泉とも知らず体を洗い大声をあげてまるで自分が一番のような振る舞いをしていた。無礼にも程がある。神々の逆鱗に触れ稲妻でうたれ死んだが、神々の怒りはおさまらぬ。王よ!王よ!何故約束を破ったのだ!」
人間の王は荒れ狂う強風に畏れながら、叫んだ。
「お許しください。偉大なる神々たちよ!偉大なる龍よ!人間たちには、神聖な場所に立ち入ると、神々の怒りをかい命をとられると伝えていたのです。しかし、人間は魔が差し確かめようとするものが出てきてしまいました。どうぞ、私の命をお捧げします。怒りをお鎮め下さい。」
しばらくすると強風が止み神聖なる声が鳴り響いた。
「人間の王よ!村の娘を生け贄として差し出しなさい。周囲の人間に示し、二度と立ち入ってはならないと誓わせなさい。」
龍は、強風と共に王のもとからいなくなった。
続く