昨日の福岡国際マラソンで、川内優輝選手が日本人トップの3位に入った。
タイムは2時間9分台で平凡だったが、トップの選手が8分台だったので
ほとんど離されておらずこの成績は立派だ。
これで来年の世界選手権、日本代表にぐっと近づいたのだろうか。
川内選手はリオオリンピックの時は、選考で良い成績を残すことができず
代表に選ばれなかった。
比較的年齢が高いマラソンでも台頭が激しい今の時代、29歳になる川内選手も
このまま消えていくのかと自分は思っていた。
そう思っていた時だったので、この結果にはほんとに嬉しい。
川内選手は、今回練習で100キロマラソンを走ったそうだ。
100キロと言えば宋猛さんがロスオリンピックの前に「精神的スタミナ作りのため
走ったことがある」とコメントしていたのを思い出した。
そしてこの時宗さんはオリンピックでメダルは取れなかったが4位に入った。
100キロなんて今の時代に走る選手はいない。
故障の恐れがあるし、なにより非科学的だと考えるだろう。
「100キロ走れ」と言うコーチはいないし、走ろうとしたら止められるだろう。
元々コーチもいない川内選手はおそらく自分で必要だと考えたのだろう。
実業団に所属していない川内選手だから出来たのかもしれない。
インターバル、ペース走も大事かもしれないが、こういう原始的な練習も見直す必要が
あるのかもしれないと今回思った。