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カオサイ・ギャラクシー対松村謙二

2017-06-21 16:03:39 | 日記

1989年10月のWBAジュニアバンタム級タイトルマッチ。

両者は同年に2戦しているが自分がテレビで観たのは2戦目の方。

4月に行われた試合で判定までいく善戦を見せた松村選手の再挑戦だ。

1戦目からわずか6カ月しか経っていないが、チャンピオンのカオサイは

なんと!この間に防衛戦を1回している。

自分が後に19度も防衛するカオサイを見たのはこの時が初めて。

金壺眼の風貌と軽量級とは思えない筋骨隆々とした上半身が印象的だった。

タイのボクサーだからボクシングをする前にムエタイをやっていたと思うが、

パンチだけで戦っていたのではないかと思うような体つきをしている。

試合はチャンピオンが有利に試合を進めていたと思うが、松村選手も時折

いいパンチを当てて王者をたじろがせる。

8回は2度目のダウンを奪った王者がKOを狙うが挑戦者は必死に耐えた。

最終回、判定でいいと思ったのか足を使い始めた王者に挑戦者が逆転を

狙って最後の攻めを見せる。

残り30秒も切った時、前に出た松村選手の顔面に王者の左ストレートと

から右フックがカウンターで当たると挑戦者は大きくグラつく。

カオサイは今度はチャンスを逃さずラッシュして試合を終わらせた。

王者は外見通りのハードパンチャーだが、アウトボクシングも出来てパンチ

を当てるのが上手い。

カオサイ攻略には松村選手は研究が必要だったはずだが、あとで動画で

1戦目を観たら2戦目と変わらない戦いぶりだった。

頑張りが松村選手の最大の特徴なのだろうが、もう少し工夫が必要だった。

松村選手はこの後も世界タイトルを目指して文成吉、鬼塚勝也に挑むが

いずれも失敗に終わっている。