川崎市でひきこもっていた男性が起こした事件。
そして最近ひきこもりの息子をもつ親が子供を
殺害した事件。
かつて引きこもっていた自分としては他人事では
ないし考えさせられる。
当人が発達障害などの軽度の知的障害をもっていた
可能性はある。
そのせいで人間関係が上手く築けなかったり仕事が
長続きしなかったり。
そのことに彼らの親が気がついていない可能性がある。
7、8年前自分はある人と引きこもり支援をしていた。
他人に相談しにくい事だから相談者はあまり来なかった
のだが、それでも何人かの親と当人が訪れてくれた。
話を聞いていて思ったのは、どの家庭も家庭内の雰囲気が
何らかの事情で悪く当人の想いに親が全く気づいていない
ということが共通していたように思う。
思えば自分の家庭も父親と祖父祖母の関係が悪く、両親
とはまともにコミュニケーションをとった記憶がない。
当人のことをどうのこうの言うが、その親や家庭環境のこと
は世間はあまり言わない。
人間は関係性の生き物で、動物の中で最も同種に依存して
生きている動物なのだから。